中小企業のカスハラ対策を強化する奨励金活用セミナー開催

カスタマーハラスメント対策セミナーの詳細

一般社団法人日本ハラスメントリスク管理協会が主催するカスタマーハラスメント（以下、カスハラ）に関する解説セミナーが、東京都の「中小企業ハラスメント防止対策奨励金」の申請受付開始に合わせて開催されます。このセミナーは、中小企業や事業者向けにカスハラ対策の重要性とその実践方法を専門家が解説する内容となっています。

セミナーの目的と内容

セミナーでは、奨励金の活用を念頭に置きつつも、本質的なカスハラ対策を徹底的に考えることがテーマです。単に奨励金があるから対策をするのではなく、企業が直面している実態を正しく理解し、必要な対策を見極めることが求められます。

特に以下の3つの観点に焦点を当てて解説します。

- 奨励金に依存せず本質的な対策を考える
- 「誰がお客様で、誰がお客様でないか」を見極める視点
- カスハラ対策を行う理由を明確にする姿勢

このようなポイントを理解することで、コストやマンパワーの無駄を省き、実効性のある取り組みが実現できるようサポートします。

奨励金概要

東京都が実施する「中小企業ハラスメント防止対策奨励金」は、都内に本社または主たる事業所を持つ、従業員300人以下の中小企業が対象となっています。具体的には、動画研修やマニュアル整備、相談窓口の設置などが支援対象となっており、奨励金としては定額40万円が支給されます。これは年度内に1回限りの支給です。

この制度を使うことで、企業は導入費用の一部を軽減できるだけでなく、カスハラ対策のレベルも底上げすることができます。

対応パッケージの提供

セミナーに参加した企業には、東京都の奨励金対象要件を整えた「カスハラ対応スタートキット」も用意されています。このキットは、企業の担当者が負担なくカスハラ対策を開始できる内容になっており、具体的な支援内容としては、事前のヒアリング、オリジナルマニュアルの作成支援、従業員向け研修の実施が含まれます。これにより、企業各自の状況に応じた柔軟な対応が可能です。

早急な対策がカギ

2025年に東京都で施行されるハラスメント防止条例に向けて、カスハラ対策は待ったなしの課題と言えるでしょう。防止に向けた体制整備には早期の着手が必要であり、これが企業が持続的に成長していくための重要なステップとなります。

当協会はこれまでに2000社以上の企業に対してハラスメント研修を実施しており、各業種・規模に応じた実践的な支援を提供しています。不安を抱えている企業様には、ぜひこのセミナーと個別の支援をご活用いただきたいと思います。

お申し込み方法

解説セミナーへの参加は、以下のリンクからお申し込みが可能です。お申し込み後には、動画視聴用のURLが送付されます。

セミナーお申し込みフォーム

また、カスハラ対応スタートキットの詳細については、こちらのリンクをご覧ください。

カスハラ対応スタートキット詳細サイト

私たちが提供するサポートが、企業のカスハラ対策を実践的に進める手助けとなることを願っています。まずはセミナーへの参加から始めてみましょう。