株式会社FUKUDA、unlock.lyとの提携により新たな成長軌道へ

株式会社unlock.ly（東京都港区）の出資により、株式会社FUKUDA（京都市）が新たな経営体制を構築します。この決定は2024年4月30日付で、FUKUDA社の全株式を取得する形で実現します。FUKUDA社は、エンジンオイルの卸売業を中心に高い信頼を築き上げてきました。

FUKUDA社のビジョンと事業概要

FUKUDA社は、創業以来「新しい価値の創造」を掲げ、国内外でエンジンオイルの卸売販売を行ってきました。同社は高品質なエンジンオイルを提供し、顧客のニーズに応える独自サービスシステムを構築。これにより、アフターマーケット市場でのシェアを確保し、堅実な地位を築いています。

また、独自の液体配送プラットフォームの開発を通じ、事業領域において技術革新に積極的に取り組んでいます。特に、持続可能な環境作りに貢献するため、SDGsの達成にも力を入れています。

unlock.lyの経営参画

unlock.lyは、FUKUDA社が自動車産業において重要な役割を果たし続けると確信し、株式取得を決めました。これにより、FUKUDA社の経営には三島徹平が関与し、経営支援を行うことになります。この提携は、FUKUDA社の長期的成長を促進するための重要なステップです。

SDGs目標への取り組み

FUKUDAでは、京都SDGsネットワークに参加し、具体的なSDGs目標の達成に向けて様々な活動を展開しています。中でも、IBCローリーサービスを通じて顧客店舗に専用タンクを設置し、必要な量だけエンジンオイルを提供することで、年間約2,680本のドラム缶利用を削減することに成功しています。この取組は、京都市の「排出削減プロジェクト」においても第一号登録を受けるなど、評価されています。

将来に向けたビジョンと経営体制

unlock.lyは、FUKUDA社のビジョンを国内外で実現するための全面的な支援を行います。新たに設けられる経営体制では、三島徹平がFUKUDA社の代表取締役に就任し、福田喜之は会長として事業運営を見守る形になります。この新体制のもと、FUKUDA社はさらなる成長を目指し、リキッドデリバリーに関する課題を解決しながら、持続可能なビジョンを追求していきます。