環境にも優しい!マルニ木工とのコラボで生まれた新分電盤
テンパール工業が、広島を拠点とするマルニ木工と共同開発した新しいデザインの分電盤「パールテクトmoku」が誕生しました。この製品は、従来のプラスチック製部品を見直し、不燃性木材と鋼板を使用することで、環境性能とデザイン性を兼ね備えた画期的な製品です。
新製品の背景
従来の住宅用分電盤は、主にプラスチックで構成されており、その環境負荷が問題視されていました。テンパール工業は、この問題に対して真剣に取り組み、より環境に優しい選択肢が必要であると感じました。そして、注目したのが不燃性木材です。この木材は、UL94燃焼性試験で最上位のV-0グレードをクリアしており、安全性が高く、天然木の美しさを保ちます。また、鋼板を使用することでリサイクルにも対応しています。
環境性能の特長
新しい「パールテクトmoku」は、次の点で環境性能が向上しています:
1.
不燃性木材の使用
- 筐体の扉に不燃性木材を採用。この選択により、製造時に排出するCO2を約50%削減。
2.
鋼板の使用
- ケース・カバーに鋼板を使用することで、産業廃棄物として捨てる際にマテリアルリサイクルが可能です。これにより、廃棄物の削減につながります。
洗練されたデザイン性
従来の分電盤は目立たない場所に設置されることが多かったですが、「パールテクトmoku」は生活空間の一部としてリビングや廊下に設置し、居住空間に美しさを添えることを目指しています。3種類のデザインから選べます:
1.
Sazanami
- やわらかい弧を持つパーツがリズミカルに組み合わさった、揺らぎのあるデザイン。
2.
Chocolate
- 甘いチョコレートをイメージし、それぞれのブロックにスプーンで掬ったようなくぼみを付けた遊び心あふれる形状。
3.
Horizon
- 木材の年輪や彫り込まれた溝によって、静けさを表現したデザイン。
操作性の向上
「パールテクトmoku」は生活空間に設置しておくことで、いざというときに分電盤を操作する心理的障壁を下げることを目指しています。また、感震センサーユニットを標準装備しており、震度5強以上の地震を感知した際には、3分後に主幹漏電遮断器が作動します。これにより、非常時でも安心して使用できる設計を実現しました。
製品概要
- - 販売元:テンパール工業株式会社
- - 発売時期:2025年春頃を予定
- - 販売価格:オープン
この新しい分電盤は、環境を考慮しつつ居住空間に美しさを加える理想的な製品です。マルニ木工の優れたデザイン技術とテンパール工業のサステナビリティへの努力が融合した「パールテクトmoku」をぜひご期待ください。