音楽で支援、続ける15年
2026-03-13 16:19:21
音楽のチカラで孤児遺児を支え続ける、全音楽界による音楽会
音楽のチカラで孤児遺児を支え続ける
2023年3月11日、東京・サントリーホールで、「第13回『全音楽界による音楽会』3.11 チャリティコンサート」が行われました。このコンサートは、2011年に発生した東日本大震災の孤児遺児を支援するために誕生したもので、今回で13回目を迎えました。
音楽界の著名人たちがボランティアとして出演し、集まった寄付金はすべて公益社団法人3.11震災孤児遺児文化・スポーツ支援機構を通じて、被災した子どもたちのために使われます。入場は無料ですが、来場者は1万円以上の寄付をすることで、その趣旨に賛同する形となっています。
発起人たちの思い
コンサートの発起人である三枝成彰、湯川れい子、コシノジュンコの三人は、囲み取材の中で、震災後の子どもたちへの支援の必要性を語りました。三枝は「15年間、皆さんのおかげで続けられて感謝しています。震災で親を亡くした子どもたちを支えることで、少しでも役に立ちたいと思っています」と話しました。
湯川は「年に一度の開催なので、15年あっという間のようにも感じます。この音楽会に関わることで、私自身も幸せを感じています」と述べ、多くのアーティストが参加してくれることへの感謝の気持ちを表しました。コシノは「この活動が続いていることは素晴らしいことです。未来への実績を残したいと思っています」と強調しました。
コンサートの開催
コンサートは、多彩なジャンルのアーティストたちが集結し、力強いパフォーマンスが繰り広げられました。司会の露木茂と永井美奈子が開演の挨拶を行い、観客は1万8,000人以上の震災の犠牲者に黙祷を捧げました。
オープニングでは、中川翔子が「綺麗ア・ラ・モード」を披露し、続いて桜井万祐子、樋口達哉、松本伊代、クミコなど、ジャンルを超えたアーティストが次々と登場。親しみやすいポップスから深い情感を湛えたクラシック曲まで、多種多様な音楽が楽しめました。
特にジョン・健・ヌッツォが歌ったプッチーニの「誰も寝てはならぬ」では、会場が一気に盛り上がり、参加者や観客の心をつかむ瞬間が生まれました。さらに、林芳正総務大臣自ら指揮を取ったベートーヴェンの作品も感動を呼びました。
オーケストラは、ポップス系の指揮を渡辺俊幸、クラシック系の指揮を三ツ橋敬子が担当し、さらに合唱団も出席しました。音楽のパワーは、国境や世代を超えて強く響き渡りました。
支援の継続と未来への希望
コンサートの後半では、3.11塾の卒業生である新沼実歩さんが登壇し、震災の影響を受けた自身の経験について語りました。「私は両親と祖父母を震災で失いましたが、多くの支援に助けられてここに立っています。その経験を生かし、次は私が支えていく番だと思っています」と力強く宣言しました。
最後に、会場は一体となり、寄付金の合計が1912万368円に達したことが報告され、温かい拍手が響きました。音楽の力で孤児遺児たちを支え続けるこの活動は、これからも多くの人々に感動と希望を届けていくことでしょう。
この活動を通じて、私たち一人一人の力が集まり、未来へと続く希望の架け橋となることが期待されます。今年も多くの方々に感謝の意を表し、これからも支援の輪を広げていきたいと思います。
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