JOIFAによる新型コロナウイルス感染予防ガイドラインの発表
新型コロナウイルスの影響で、私たちの働き方は大きく変わりました。JOIFA(日本オフィス家具協会)は、オフィス環境の安全性を高めるため、新たにコロナ対策ガイドラインを策定しました。このガイドラインは、リモートワーク推進の潮流の中でも、一部の企業では出社が続いている実態に基づいています。
なぜ新しいガイドラインが必要なのか?
昨年、JOIFAが行った調査によると、緊急事態宣言時でも地方都市や中小企業では在宅勤務の実施率が低く、多くの人がオフィスでの仕事を続けています。このことから、オフィスで働く人々の安全を守るための対策が急務となりました。
世界各国の様々な機関が対策に関する研究を進めており、JOIFAはWHO(世界保健機関)やILO(国際労働機関)、NIH(米国国立衛生研究所)等の情報を反映し、日本のオフィスに適した対策をまとめました。
ガイドラインの概要
ガイドラインは、大まかに3つの章に分かれています。第2章では、COVID-19に関する医学的な根拠を紹介し、潜伏期間や感染経路といった重要なポイントを明確にしています。これにより、従業員も自分たちの健康を守るために理解を深めることができます。
第3章では、具体的な対策として5つの重要項目を挙げています。これには、
- - 2mの距離を保つこと
- - 定期的な換気
- - 人数制限の実施
- - 動線の一方通行の確保
- - 清潔な職場環境を維持すること
以上の点を確実に実施することで、オフィスでの感染リスクを極力減少させることが期待されます。
第4章では、具体的な対策メニューやオフィス内の各ゾーンにおける対策を網羅的に整理しています。JOIFAの会員企業は、このガイドラインに則って、多様な製品やサービスを提供し、安全に配慮したオフィス環境の構築を支援していく考えです。これにより、企業がコロナ感染のリスクをさらに低減する手助けを行う意欲が示されています。
説明会の開催
新しいガイドラインに関心のある方々に向け、説明会が開催されます。日時は、3月31日(水)の14時から15時まで、場所は東京都中央区の日本オフィス家具協会です。講師には、協会会長の黒田章裕氏や専務理事の貫名英一氏が予定されており、具体的なガイドライン内容や今後のオフィス環境についての見通しが語られます。
参加希望者は事前にJOIFA事務局までご連絡をお願いします。これにより、健全で快適なオフィス環境の実現を一緒に目指していきましょう。