携帯持ち込み禁止に反対
2008-12-25 14:51:07
女子中高生約6割が学校への携帯持ち込み禁止に反対の理由とは?
学校への携帯持ち込み禁止に関する意識調査の結果
最近、携帯電話の学校への持ち込みを禁止する方針が話題になっています。この動きに対して、女子中高生がどのように考えているのか、株式会社ピーネストが実施した意識調査の結果が発表されました。調査では、女子中学生・女子高生それぞれの意見が分かれており、興味深い結果があがっています。
調査の概要
株式会社ピーネスト(本社:東京都品川区)が運営するホームページ作成サイト「@peps!」や「Chip!!」のモバイルユーザーを対象に、「学校への携帯持ち込み原則禁止化」に関する意識調査が行われました。調査は2008年12月18日から21日の間に行われ、有効回答数は2007人でした。
結果のハイライト
まず、携帯持ち込み禁止に対する反対意見を紹介します。調査によると、女子高生の44%、女子中学生に至っては62%がこの方針に反対の意向を示しました。この結果からも、女子中高生の多くが携帯の必要性を感じていることが伺えます。さらに、彼女たちが反対する理由としては、緊急時に連絡が取れる手段として携帯が必要であるという意見が多く見られました。特に「災害や犯罪等、いざという時に助けを呼べる」という意見が多数を占めました。
持ち込み禁止でも実際には
次に、実際に女子中高生がどの程度携帯を持っていっているのかについても調査が行われました。その結果、女子高生の72%が携帯を学校に持ち込んでいる一方で、女子中学生の45%が「禁止されているが持って行っている」と回答しました。このことからも、携帯の持ち込み禁止にかかわらず、多くの生徒が携帯を持っていっている実態が露呈しています。これは「周囲の友達が持っているから」という理由も大きいと考えられます。
いじめと携帯の関係
さらに興味深い点として、携帯電話の持ち込みがいじめに繋がるという指摘についての意見も調査されました。女子高生の81%、女子中学生の88%が「携帯が学校へのいじめに繋がっていると思わない」と回答しており、ほとんどの女子中高生が、携帯電話といじめの直接的な関係性を否定しています。直接的な被害を受けたことがあると答えた生徒も少数派で、彼女たちがしっかりとした使い方をしている様子が見受けられます。
まとめ
今回の調査は、女子中高生がどのように携帯電話を考え、使っているかを浮き彫りにしました。携帯の必要性は高いと感じている彼女たちがどのように現状を見ているのかが明らかになり、学校の方針に対して疑問を持つ声が大きいこともわかりました。現実的には若者たちが携帯を持ち運び、利用している事実を無視することはできません。この結果を踏まえ、今後の携帯電話に関する教育や方針がどう改善されるか、注目されます。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ピーネスト
- 住所
- 東京都渋谷区恵比寿4-20-3恵比寿ガーデンプレイスタワー14F
- 電話番号
-
03-3442-0011