物流業界の人材問題
2025-03-17 09:01:21

特定技能ドライバー・整備士育成サービスで物流業界の人材不足を解決へ

物流業界の新たな取り組み、DriveeLinkの始動



物流のダイセーグループが、新たなマッチングサービス「DriveeLink」を2025年3月11日に正式に開始することを発表しました。これは、国内外の外国人ドライバーや整備士、倉庫作業員と日本の物流企業をつなぐ重要なサービスです。このサービスは、特定技能制度を活用し、特に物流業界での人手不足の解消に向けた取り組みとして注目されています。

きっかけは特定技能1号制度の拡充



2024年3月に自動車運送業が特定技能1号に追加されることが、大きな背景になっています。この制度により、外国人材の受け入れが円滑に行えるようになり、物流業界のさまざまなニーズに対応できる体制が整いました。DriveeLinkは、トラックドライバーや整備士を中心に、適切な人材を求める企業と確実にマッチングすることを目指しています。

DriveeLinkの機能



本サービスでは、現地の送り出し機関や日本の人材管理機関との連携を強化し、よりスムーズなマッチングを実現します。具体的には、物流企業が求める人材要件を登録することで、送り出し機関がその情報をもとに適切な人材を選定・紹介します。その後は、Daisei VEHO WORKSが選考プロセスや面接日程の調整を行い、企業とのスムーズな連携を支援します。

教育がカギ、求職者育成



DriveeLinkの最大の特徴は、外国人求職者を対象にした専門的な教育プログラムです。物流グループであるダイセーグループ内のイズミ物流と提携し、求職者が海外にいながら日本の物流業務に特化した教育を受けられる仕組みを整えています。具体的には、伝票処理や物流用語、基本的な配送ノウハウ、整備に関する知識を入社前に学びます。さらに、ベトナムのハノイ近郊にある教習所との連携により、日本仕様のトラックを使った運転技術の指導も行われ、右ハンドルや左側走行の運転技術も指導します。

少人数採用にも対応



外国人の採用は、送り出し機関によってコストが異なり、少人数の採用では高コストになるという課題が長年存在しましたが、DriveeLinkはその壁を取り払っています。なんと1人からでも応募が可能で、これによりより多くの物流企業がこの制度を利用できる環境を整えています。

ダイセーグループの全体像



ダイセーグループは1969年に設立された企業で、貨物自動車運送や倉庫事業を中心に成長を続けています。現在では、211拠点を持ち、44の関連会社を展開するまでに至りました。また、食品物流に強みを持ち、全国に広がる配送ネットワークを駆使したサービスを展開しています。

結論



「DriveeLink」は、物流業界の人材不足解消に向けて、新たな可能性を開く重要なサービスといえるでしょう。特定技能制度の活用と專門教育によって、外国人材の育成とマッチングを効率化し、これからの物流業界の発展に寄与していくことが期待されます。


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会社情報

会社名
ダイセーホールディングス株式会社
住所
東京都千代田区平河町1丁目7番地10号大盛丸平河町ビル2階
電話番号
03-5212-8988

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