フェンディの新作発表
2025-12-05 14:26:32

フェンディの新作「フォンデリア フェンディ」が示す女性の力強さと職人技の融合

フェンディの新作「フォンデリア フェンディ」



イタリアの名門ブランド、フェンディが2025年に開催されるデザインマイアミで、創業100周年を迎えるにあたり、意義深いプロジェクト「フォンデリア フェンディ」を発表しました。この新作は、イタリアの職人技術と女性の力強さが融合した特別なデザイン展となることが期待されています。

今回のプロジェクトは、かつての「現代装飾美術・産業美術国際博覧会」に対するオマージュとして、アルゼンチン出身のデザイナーコニー・ヴァレッセが手がけています。彼女は、ブロンズ、セラミック、ガラス、カーペット、レザーを用い、5つの異なるイタリアのアトリエと協力し、革新的な作品群を制作しました。特に、このプロジェクトでは、かつてのフェンディ姉妹が描かれたカール・ラガーフェルドのイラスト「Les Cinq Doigts d’une Main」を思い起こさせるような要素が盛り込まれています。

「フォンデリア フェンディ」は、親密感を持つサロット(salotto)として構想されており、コニー・ヴァレッセが生み出した有機的な形状の作品が心地よく配置されています。天然素材を利用し柔らかな光に包まれたこの空間は、まるで淡い繭のような雰囲気を醸し出しています。ローマの色彩を感じさせるパレットには、バラ色のブロンズ、ソルベイエロー、アニーチェブルーなどが使われ、「不完全さ」を受け入れた作品群が並びます。

作品群には、雄大なユリやエレガントなブロンズ製の家具が並び、さらにフェンディの特徴的な「セレリア(Selleria)」ステッチのエンボス加工が施されています。デザインの影響源にはアールヌーボーやアールデコといった時代が持つ多様なスタイルが反映されており、フェンディのレザー職人の技が見事に活かされています。

コレクション内には、モジュール式のベンチやキューブテーブル、特注のエンボス加工セラミックタイルなどがあり、それぞれにユリや「FF」ロゴモチーフが施されています。また、ムラーノ島の職人により作られたガラス花瓶もあり、色彩豊かな作品群を一層引き立てています。

特に注目すべきは、コニー・ヴァレッセが「ピーカブー(Peekaboo)」バッグのリニューアルにも取り組んでいることです。この限定コレクションは、デザインマイアミおよびマイアミ・デザイン・ディストリクトのブティックでのみ販売される予定です。彼女は、特別な手彫りのセラミックディテールが施された淡いイエローとブルーのリバーシブルモデルを手がけ、わずか5点が販売予定です。

作品の詳細


  • - ブロンズ リリー スクリーン: ソリッドブロンズによる可動式ルームディバイダー。
  • - アニーチェ ブロンズ ベンチ: 3D手彫りユリが施された3人掛けのベンチ。
  • - ソルベット ブロンズ チェア: ソリッドブロンズのダイニングチェア。
  • - ブロンズ リリー 壁掛け照明: 手彫りユリの壁掛け照明。
  • - セラミック台座: 高温釉薬を施したユリのデザインが特徴。
  • - リリー ラグ: 豪華なデザインの100%ウール製ラグ。
  • - 花瓶: ヴェネツィアのムラーノで手吹きされたアニーチェブルーなどの花瓶。

今回の「フォンデリア フェンディ」は、フェンディの創業100周年を祝い、職人技と女性の力強さを美しく調和させたものと言えるでしょう。このプロジェクトを通じて、フェンディが目指す未来のビジョンが感じられます。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

会社情報

会社名
フェンディ・ジャパン合同会社
住所
東京都千代田区平河町2丁目1番1号
電話番号
03-6748-6233

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。