オムロンヘルスケア、Sky Labsとのパートナーシップ強化で健康管理を革新

オムロンヘルスケアとSky Labsの戦略的提携

オムロンヘルスケア株式会社（以下、オムロン）は、韓国のスタートアップ企業であるSky Labs Inc.（以下、Sky Labs）との戦略的パートナーシップを強化するための覚書を締結しました。この発表は、2023年10月に行われ、両社の共同の取り組みが今後の健康管理における新しい可能性を切り開くことが期待されています。

Sky Labsとの連携

Sky Labsは、2015年に設立された企業で、特に注目されているのはその開発したリング型カフレス血圧計「CART BP」です。この製品は、24時間の血圧をモニタリングできる世界初のウェアラブル機器として、多くのユーザーからの支持を受けています。オムロンは、2024年にSky Labsとの基本合意書（MoU）を締結しており、今回の出資を通じてさらに深いパートナーシップを築くこととなりました。

ヘルスケア分野での挑戦

オムロンの循環器事業は、「Going for ZERO」というミッションの下、脳卒中や心血管疾患の発症をゼロにする目標を掲げています。この目標を実現するためには、革新的な技術や製品の開発が不可欠であり、Sky Labsとの連携はその手段の一つとして位置付けられています。

コーポレート・ベンチャー・キャピタルの役割

オムロングループは、コーポレート・ベンチャー・キャピタルであるオムロンベンチャーズ株式会社を通じて、Sky Labsへの出資も行いました。この資金は、Sky Labsが新しい製品を市場に投入するための重要なサポートとなります。オムロンベンチャーズの社長である神谷直輔氏は、「私たちは革新的な企業と共に成長し、次世代のヘルスケアを実現したいと考えています」とコメントしています。