自動操舵システム受賞
2025-12-01 14:38:26
日本の農業を革新する自動操舵システムが大臣賞受賞
日本の農業を革新する自動操舵システムが大臣賞を受賞
株式会社トプコンソキアポジショニングジャパンは、令和7年度(第26回)民間部門農林水産研究開発功績者表彰において、「汎用型GNSS自動操舵システム(超低速作業対応)」の開発と普及が高く評価され、農林水産大臣賞を受賞しました。この表彰は、農業界の研究開発において民間の貢献を称えるもので、11月27日に東京ビッグサイトで行われた「アグリビジネス創出フェア2025」内の表彰式で、鈴木憲和農林水産大臣から授与されました。
背景と受賞の理由
近年、日本の農業は農業人口の減少や農地の集約化が進んでおり、一人あたりの作業面積が増加しています。労働力不足を背景に、特に農業法人でのトラクタ運転が求められる場面では、運転技術に不安のある作業者が増えてきています。従来のトラクタ操縦は、高度なスキルが求められるため、作業効率や精度の向上は大きな課題です。そこで、トプコンソキアポジショニングジャパンは2006年からIT農業事業に着手し、国内市場向けに「後付け可能な自動操舵システム」の開発に取り組んできました。
このシステムは、特に超低速での作業に対応し、農作業の生産性向上を目指しています。国内市場では、すでに約8,000台の販売実績を誇り、その性能が評価されています。特に、0.1km/hという低速で行う特殊作業にも対応可能な舵角制御技術は、安定した操舵を実現しました。
新シリーズの展開
さらに、2025年1月には自動操舵機能に特化した「Value Line」シリーズが登場予定です。この新しいモデルは、従来の多機能・高性能なモデルに対し、お求めやすい価格設定となっており、スマート農業の導入を検討している新規ユーザーに最適です。農業の効率化を目指す方々に向けて、自動操舵システムの普及を更に推進していく方針です。
主な特徴
この自動操舵システムは、GNSS受信機、ディスプレイ、電動ハンドルの3つの機器から構成されており、既存のトラクタや田植機に後付けで簡単に導入可能です。また、GNSS受信機内部で操舵制御を行い、走行ラインの設定や操作はディスプレイのアプリケーションで簡単に行えます。その上、特に水田の畔塗りや長いも・ごぼうの溝掘りなどの特殊作業でも高い精度で実施できるように設計されています。
加えて、防水・防塵性能(IP65/67/69K)も備えているため、キャビンがないトラクタでも利用が可能です。
評価と今後の展望
トプコン社の自動操舵システムは、農業分野における自動操舵技術の導入において先駆的な役割を果たしており、特にその汎用性の高さが高く評価されています。この技術の導入により、施肥マップを活用した可変施肥機能など、実用面でも多くのメリットがもたらされています。
受賞を機に、このシステムがより多くの農業者に導入され、スマート農業の普及が加速することが期待されています。これにより、日本の農業が新たなステージへと進化していくことでしょう。
会社情報
株式会社トプコンは1932年に設立され、医療、農業、建設などの領域で社会的課題を解決するためにDXを進めています。国内外での売上高は2,160億円、社員数は約5,327名を誇ります。トプコン社の革新技術は、今後の農業界を支える重要な存在として注目されています。
会社情報
- 会社名
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株式会社トプコン
- 住所
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