熊本のスポーツ現場を変えるAIカメラ「STADIUM TUBE S3」導入の舞台裏
2023年4月、熊本県山鹿市志々岐に位置する「オムロン鹿陽センター」に、株式会社NTTSportictが開発したAIスポーツ映像ソリューション「STADIUM TUBE S3」が設置されました。この施設は女子ハンドボールチーム「熊本ビューストピンディーズ」の練習拠点として利用されており、AIカメラの導入により、選手たちの技術向上を促進することを目的としています。
AIカメラの特徴
「STADIUM TUBE S3」は、無人でスポーツイベントを自動撮影できる最先端のカメラです。このカメラは、試合の様子をリアルタイムで捉え、またその映像をLIVE配信する機能も備えており、選手たちにとって非常に重要な練習ツールとなっています。映像をその場で確認できるため、即座にコーチングへのフィードバックを行うことができ、選手たちの理解度もさらに深まります。
このカメラの導入により、今後はアンダーカテゴリー(U-12、U-15など)の選手育成にも力を入れることが可能になり、将来のトップリーグ選手を育成するための大きな一歩となっています。コーチングスタッフがAIカメラを活用することで、より効果的かつ効率的な訓練が実現されることでしょう。
導入経緯とニーズの高まり
熊本ビューストピンディーズは、選手たちに映像を活用したコーチングを行っていくことを強く望んでいました。そこで、NTTSportictが提供する「STADIUM TUBE」の存在に注目し、コラボレーションが実現しました。これによって、選手や指導者は自動で撮影された映像を使用し、戦略的な分析を行うことができるようになりました。
「この度、NTTSportict様がご提供するAIスポーツ映像ソリューション『STADIUM TUBE S3』をオムロン鹿陽センターに設置いたしました。AIカメラの設置により、撮影工数の削減が進み、効果的な分析につながることが期待されます」と、熊本ビューストピンディーズの関係者からのコメントが寄せられています。
私たちがこのカメラで注目しているのは、選手が自分自身のパフォーマンスをリアルタイムで分析できる点です。これにより、適切な指導が行いやすくなり、より迅速な成長を促進します。「コーチングに関しても、映像を交えながら伝えられる利点があり、選手たちの理解度も深まっている感じがします」とコーチからも好評を得ています。
実際の活用風景
「STADIUM TUBE S3」を用いたデモンストレーションゲームでは、リアルタイムに映像を観ながらコーチングが行われ、選手同士でのフィードバックが活発に行われています。これにより、プレーの質が向上し、選手たちからも好評が寄せられているようです。
また、NTTSportictのAIカメラは、動画の編集機能も備えており、自動的に編集された映像を視聴することができます。多角的な視点からの映像解析が可能になるため、チームの戦略を練り直す際にも役立つでしょう。
まとめ
このように、「STADIUM TUBE S3」の導入は、熊本ビューストピンディーズにとって、選手と指導者の両方にとって画期的な変化をもたらすものです。AI技術を実装することで、スポーツ界における新たな取り組みが加速し、選手たちの成長を助けることが期待されます。今後の活用が待ち遠しいですね。