越境ECプラットフォーム「Doorzo」が新たな物流体制を構築
越境EC市場が拡大する中、SIG Service株式会社が運営する「Doorzo」が新たに自動倉庫「AirRob」を導入しました。この取り組みは、国内の商品を海外に届けるための物流効率を飛躍的に向上させ、顧客満足を高めることを目指しています。
Doorzoとは
2013年に設立されたSIG Service株式会社が提供する「Doorzo」は、日本国内の商品を代理購入し、海外へ発送するサービスです。中国大陸をはじめとする190カ国の消費者に向けて、アプリとWebサイトを通じて商品を購入できる仕組みを整えています。「Doorzo」は月額費用や販売手数料を無料で、国内のECサイト事業者に代わって海外への発送、カスタマーサポート、商品ページの自動翻訳、決済代行、プロモーション支援を行っています。
このサービスは、低価格の配送費用や手数料、さらに複数のサイトで購入した商品を同梱して受け取れる利便性から、海外の消費者に高く評価されています。また、サイト翻訳や即時のカスタマーサポート、多様な配送手段の提供など、顧客にとって魅力的なサービスを展開しています。
AirRobの導入による物流効率化
「Doorzo」が物流デジタル化施策の一環として導入した自動倉庫「AirRob」は、プラスオートメーション株式会社が提供する先進的なシステムです。「AirRob」は高密度保管と高スループットの両立を実現し、限られた作業スペースを最大限に活用することが可能です。これによりピッキング精度が向上し、作業効率の大幅な改善が得られるとされています。
SIG Serviceでは、プラスオートメーションとの協業を通じて、物流基盤の高度化とピッキング作業の自動化を推進しています。この効果により、誤出荷の大幅な削減と作業スピードの向上が実現されました。
未来に向けた展望
今後、越境EC市場のさらなる成長に備え、SIG Serviceは顧客に対してさらなる安心感と信頼感を提供し、サービス品質の向上に努めていくとしています。この新しい物流体制は、越境ECビジネスを新たな段階へと導くものであり、グローバルマーケットでの競争力を高める重要な一手となるでしょう。
記事中で紹介した「AirRob」の稼働映像もご覧いただけます。詳細は
こちらをチェックしてください。
プラスオートメーションとSIG Serviceの概要
- 代表者: 山田 章吾
- 所在地: 東京都江東区
- 創業: 2019年6月
- ウェブサイト:
plus-automation.com
- 代表者: 張 章
- 所在地: 東京都千代田区
- 創業: 2013年12月
- ウェブサイト:
sig-service.co.jp
このように、「Doorzo」は先進的な物流技術を取り入れることで、さらなる成長を目指しているのです。