親が見た現代の子どもたち
公益財団法人 日本漢字能力検定協会が2025年11月に実施した「保護者の子ども時代と現在の教育環境に関する意識調査」では、現代の小学生について非常に興味深い結果が得られました。調査対象は30代から40代の保護者1,000人で、その中から小学生を持つ459人が分析に含まれています。調査結果の一部を見てみましょう。
子どもが抱える忙しさ
調査によると、59.0%の保護者が「子どもは自分の小学生時代と比べて忙しい」と感じていることが分かりました。この忙しさの理由を自由記述で尋ねたところ、最も多い回答が「習い事や学校が忙しい」で28.9%、次に「宿題や学ぶことが多い」が28.5%と続き、21.5%は「特になし」と述べています。これらの結果から、保護者は子どもたちの生活が多様化し、忙しさを感じていることが伺えます。
現在と過去の比較
興味深いことに、保護者自身の小学生時代と現在の子どもたちの間に、習い事の頻度や宿題にかける時間の大きな違いは見られませんでした。調査によると、習い事の頻度は「週に1回」がやはり最も多く、嫉妬されがちな現代の子どもたちも実はそれほど過酷な状況に置かれているわけではないようです。
また、宿題にかける時間も「1日30分程度」との回答が多く、保護者の時代と子どもたちの宿題内容に差は見られませんでした。計算ドリルや漢字ドリル、音読といった内容は、古今を問わず基本的な学習内容としてキーを占めています。
やっておけばよかったこと
さて、保護者が自らの子ども時代にやっておけば良かったことについては、最も多い回答が「勉強」(25.8%)で、次いで「スポーツ」(17.0%)、「遊ぶこと」(14.9%)という結果が示されました。このことから、保護者たちは基礎学力をつけることの重要性を強く感じていることがうかがえます。
子どもたちへのメッセージ
現代の教育環境は確かに変化を遂げていますが、基礎学力の重要性は変わらないようです。親として、また教育者として、子どもたちの将来を見据えた教育方針が求められています。子どもが学ぶ環境を整えることはもちろん、時間を大切にし、遊びやコミュニケーションの時間も確保することが、心身の成長に資するでしょう。
調査概要
- - 調査実施団体:公益財団法人 日本漢字能力検定協会
- - 調査期間:2025年11月6日
- - 調査対象者:子どもを持つ30代~40代の保護者1,000人
- - 調査方法:インターネット
- - エリア:全国
この調査結果は、子どもたちがどのような環境で成長しているのかを理解するための重要な指標となるでしょう。