江戸時代のVR体験?! 泉涌寺で涅槃図を堪能するチャンス
2025年の春、京都市東山区に位置する泉涌寺では、仏教行事「涅槃会」の一環として、特別な催しが行われます。3月11日から16日の間、日本最大規模の「大涅槃図」が仏殿に掲げられるのです。この大涅槃図は、縦15.1メートル、横7.3メートル、重さ150キログラムを誇る格別な作品で、江戸中期に浄土宗の僧侶明誉古礀によって描かれました。
涅槃図とは?
涅槃図は、お釈迦様が沙羅双樹の下で入滅の際、信徒たちに囲まれて静かに旅立つ姿を描いたものです。この絵画が掲げられることによって、観覧者はまるでその場に立ち会っているかのような臨場感を味わうことができます。涅槃図には、月や雲、横たわるお釈迦様、菩薩、徒弟、悲しむ人々などが描かれ、観無量の感情を呼び起こします。
特別公開の詳細
涅槃図の一般公開は、2025年3月11日(火)から16日(日)まで行われます。特に、3月15日(土)には法要「常楽会」が行われ、仏牙舎利も特別にお祀り。ここでは、僧侶が涅槃会に参集し、一般の方々も一緒にこの貴重な瞬間に立ち会うことができます。
入場は500円(大人)、300円(小中生)で、拝観受付は9時から始まり、16時30分まで。さらに涅槃会期間中には、限定の御朱印や花御供も授与される予定です。
体験イベントも!
また、涅槃図の公開期間中には、さらなる体験イベントも用意されています。3月14日・16日には大涅槃図の絵解き体験が行われ、通常入れない場所から詳しく解説を受けることができます。さらに、泉涌寺御用達の精進料理「矢尾治」の朝粥を頂ける特別なプログラムも設けられています。この貴重な機会に事前予約をして、心温まる一日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
アクセス情報
泉涌寺へのアクセスは、JR・近鉄・地下鉄「京都駅」からタクシーで約10分、またはJR奈良線・京阪電車「東福寺駅」から徒歩20分ほど。自家用車でも阪神高速「鴨川西出口」から約10分で到着します。
この特別な涅槃図の公開を通じて、古の智慧を感じ、心豊かな時間を過ごしてください。
詳細情報
- - URL: 泉涌寺公式ホームページ
- - 住所: 京都市東山区泉涌寺山内町27
- - 電話: 075-561-1551
- - 拝観時間: 9時~17時(拝観受付は閉門30分前まで)
ぜひ、日本最大級の涅槃図をご堪能ください。