新型コロナ影響も乗り越えた宇佐市の青春プロジェクト

新型コロナを乗り越える宇佐市のプロジェクト

宇佐市は、世界的な新型コロナウイルスの影響で多くの学生たちが失った「戦いの場」や「表現の場」を提供するために、新たな試みを開始しました。それが「一勝に賭けた青春」プロジェクトです。特に、部活動や文化活動において大きな影響を受けた学生たちが、自分たちの思いや夢を再び実現させるための舞台を準備することで、青春を取り戻す手助けをすることを目的としています。

このプロジェクトの第1弾として、宇佐高等学校の書道部の実現編動画が公開されました。2020年10月にこのプロジェクトがスタートし、数多くの応募の中から選ばれたのは、書道部部長を務める高校2年生の彼女たちです。彼女たちは、コロナ禍で初めて決まったパフォーマンスの場が中止になり、家族に自分たちの成果を見てもらう機会を失っていました。部活を引退する前に、何とか家族にパフォーマンスを披露したいとの願いがあったのです。

この願いを受け、実現の舞台は「ウサノピア」という宇佐市のイベントホールで、特別に3月21日に部員の家族だけを招待して実施されました。家族に見守られ、彼女たちは自身の作品を心を込めて披露し、ついに夢が叶った瞬間を迎えました。この動画は、プロジェクトのキャンペーンサイトでの公開が開始され、多くの人に感動を届けていると共に、未来への希望を感じさせました。

さらなる展開が待たれるプロジェクト

今後は、宇佐高等学校書道部に加えて、三和酒類の三和剣友会（剣道）や院内龍神・童龍太鼓のパフォーマンス動画も随時公開される予定です。特に、院内龍神・童龍太鼓は、2020年に予定されていた全国大会が中止されたリーダー木村君にとって最後の試合となるため、特別な意味を持つでしょう。また、オリンピックキャンペーン「#一勝に賭けた青春プロジェクト Another Story」では、オリンピックに出場経験のあるアスリートと小学生のコラボレーション動画も公開予定です。

宇佐市の特別な地位

宇佐市がなぜこのような支援を行うのかというと、それはこの地が「勝ちのまち」として知られているからです。大相撲で69連勝という不滅の記録を打ち立てた横綱・双葉山が生まれた場所であり、近年では全国的なパワースポットとしても認識されています。そのため、地域社会は学生たちの青春を共に支援することが、この街の誇りでもあるのです。不完全燃焼で終わった彼らの青春を再び輝かせることが、宇佐市の使命であり戦い方でもあるのです。

プロジェクトの公式キャンペーンサイトでは、最新の情報や活動が随時更新されていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。特に「#一勝に賭けた青春プロジェクト」の詳細や、書道部の実現編動画は以下のリンクからご覧いただけます。

ぜひ、この温かいプロジェクトの応援をお願いします！