働く女性と幸せ
2011-09-07 14:48:01
働く女性の幸せとお金の関係──意識調査が示す新たな価値観
働く女性の幸せとお金の関係
最近、朝日新聞社が実施した意識調査から、働く女性の幸福度とお金との間に興味深い関係があることが明らかになりました。この調査の結果は、女性たちのライフスタイルにおけるお金の位置付けや、幸福感の源に光を当てるものです。
働く女性の幸福度の実態
調査は、朝日新聞社のキャリア&ライフスタイルサイト「ジョブラボ」にて行われ、働く女性たちの幸福度に関連するさまざまな要素が分析されました。その結果、全体の半数以上が幸福度70点、80点と評価しており、それぞれ24.8%、25.3%を記録していることが分かりました。調査参加者383人の平均幸福度は68.2点で、今ひとつ「幸せ」と言い切れない様子が伺えます。
特に、幸福度が高いとされる群には「結婚して子どもがいる」といった状況の人々が多く、この傾向は年収とも密接な関係があるとされています。年収が300万円以下の回答者で80点以上の幸福度を得た人の割合は34.6%でしたが、年収が700万円を超えると78.1%に達することから、お金が幸福度に与える影響が明らかです。
お金と健康の優先順位
調査では、「人生を幸せにするために最も必要なものは何か」との質問に対する回答も注目されました。その結果、「健康」が57.4%で1位、「家族」34.2%を堅持し、次に「お金」が27.4%という位置付けでした。しかし、幸福度が40点以下の人たちに焦点を当てると、「お金」が最も必要とされる要素となっている点が興味深いです。
仕事と幸福度の関係
調査には仕事への満足度も含まれ、幸福度が80点以上の人たちの大半が「仕事に満足している」と回答。この満足度は全体でも43.3%を大きく上回り、60%を超える結果となりました。逆に、幸福度が40点以下の人では仕事に満足している割合はわずか18.2%に留まります。これは仕事と幸福度の間に強い相関関係があることを示唆しています。
まとめ
この調査結果は,働く女性たちがいかに「お金」、そして「仕事」に対して価値を見出しているかを浮き彫りにしています。今後も、働く女性の意識についての理解を深めるために、さまざまな観点からの分析が求められるでしょう。朝日新聞社「ジョブラボ」は引き続き専門家のインタビューや連続講座を通じて、女性の幸せの新たな指標を提供していく予定です。
調査対象者の経済状況や年収、家庭環境によっても幸福度は異なるため、これからの時代の中でどのように働く女性のサポートをしていくのかが重要なテーマになるでしょう。
会社情報
- 会社名
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朝日新聞ジョブラボ
- 住所
- 東京都中央区築地5-3-2
- 電話番号
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03-5540-7712