スタイルポート、ディシムからDiSIM事業を譲受
株式会社スタイルポート(本社:東京都渋谷区)、代表者:間所暁彦が、株式会社ディシム(本社:広島県広島市)、代表者:谷真弘より、2025年3月1日をもって「DiSIM」事業を譲受することを発表しました。この動きは、両社のサービスを融合し、不動産業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させることを目的としています。
背景
スタイルポートは、3Dコミュニケーションプラットフォーム「ROOV」を中心に、不動産販売の支援に取り組んできました。特に、デジタルツインソリューション「ROOV walk」や住宅販売支援プラットフォーム「ROOV compass」を組み合わせることで、購入者に新しいコミュニケーション体験を提供しています。新築マンションの販売現場にも導入され、従来の販売方法を革新してきました。
これに対して、ディシムは商談支援サービス「DiSIM」を通じて、不動産業のDXを推進してきた会社です。特に、デザイン性に優れたUIと特許取得済のローンシミュレーターは、高く評価されています。
事業譲受の意義
今回のDiSIM事業の譲受は、両社がそれぞれの強みを活かし、全国の不動産市場でのサービスインフラを強化することを目指しています。「ROOV」は東日本を中心に、すでに120社850物件に導入されており、「DiSIM」は西日本を中心に61社553物件に導入されています。それぞれ単独のサービスであったとしても、この両者を組み合わせることで、全国の不動産物件をカバーすることが可能になります。
今後はスタイルポートのデジタルツイン技術を「DiSIM」の導入物件に統合し、一方で「ROOV」にディシムの強みであるUIやデザイン、ローンシミュレーター機能を取り入れる予定です。これにより、より効率的で魅力的な顧客体験を実現し、業界全体のDXを推進します。
提供するサービス
スタイルポートは「DiSIM」サービスの提供を継続しつつ、新たなサービスの導入を進めていきます。両サービスを融合させることで、顧客は不動産に関する最新のソリューションを利用でき、販売業者はより効率的な販売プロセスを体験できるでしょう。
まとめ
「DiSIM」事業をスタイルポートに譲受することで、代表の間所は「今後、かつて競合であったメンバーが一丸となり、業界のスタンダードとなるDXソリューションを目指す」と語っています。スタイルポートは今後もM&Aに積極的に取り組む姿勢を示しており、更なる事業の拡大を図りながら、不動産業界のDXを加速していく考えです。
会社概要
- - 会社名: 株式会社スタイルポート
- - 設立: 2017年10月11日
- - 代表者名: 代表取締役間所暁彦
- - 所在地: 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-3-15 東京セントラル表参道322号
- - 事業内容: 不動産マーケットにおけるITソリューションの開発および提供
- - URL: スタイルポート
- - サービス紹介: ROOV
- - 会社名: 株式会社ディシム
- - 設立: 2013年7月19日
- - 代表者名: 代表取締役谷真弘
- - 所在地: 〒730-0013 広島市中区八丁堀14-4-12F
- - 事業内容: IT技術とデザインを融合させた販売支援アプリケーション事業
- - URL: ディシム