未来の物流を創造する: HIKYAKU LABO 2024
この2月25日、革新の舞台として知られる「HIKYAKU LABO 2024」のDEMO DAYが開催されました。このプログラムは、SGホールディングスグループが推進しているオープンイノベーションにおける重要なイニシアティブであり、業種の枠を越えた企業とのコラボレーションを通じて新しいサービスやビジネスモデルを生み出すことを目的としています。
HIKYAKU LABOとは?
SGホールディングスグループは2025年を見据えて「Grow the new Story. 新しい物流で、新しい社会を、共に育む。」というビジョンを掲げ、社会課題の解決に取り組んでいます。この「HIKYAKU LABO 2024」は、5期目を迎えるプログラムであり、スタートアップ企業との協業を通じて、未来の物流におけるイノベーションを実現しようとしています。UNIDGEはこのプログラムの共同運営パートナーとして、制度設計や事業伴走支援を行い、さまざまな企業との連携をサポートしています。
DEMO DAYの開催
DEMO DAYでは7件の協業案が発表され、審査員により実証実験に進む2件が選定されました。これに選ばれた案は、SGホールディングスから最大500万円の検証予算が提供され、2025年8月までの期間で検証を行うこととなります。特に注目を集めたのは、AIと画像解析を利用した安全な作業環境の構築や、空きスペースを活用した新たな物流サービスの提供を目指す取り組みです。
選定された協業案
- - AIと画像解析による安全作業映像の自動解析: これは、現場作業の安全性向上を図るもので、Mona株式会社と佐川グローバルロジスティクス株式会社が共同で進めるプロジェクトです。
- - 持続可能な物流の実現: 空きスペースを有効活用する新しい輸送サービスの構築に取り組む、株式会社ALGO ARTIS、アライン株式会社および佐川急便株式会社のプロジェクトです。
また、これらの案に選ばれなかったプロジェクトについても、SGホールディングスグループが中心となりさらに研究開発を進め、事業化を目指していくとのことです。
その他の興味深い協業案
さらに、廃棄物を水素に変換する新たな物流モデルを形成する株式会社BIOTECHWORKS-H2の取り組みや、商業施設における顔認証技術を用いた効率的な入退館管理のプロジェクトなど、多岐にわたるイノベーションが発表されました。
未来に向けた展望
UNIDGEは、人とテクノロジーを結びつけ、企業が協業を容易に選択できるような環境を作り出すことを目指しています。また、実証実験が成功することで、新たな物流の形が社会に根付くことを願っています。
HIKYAKU LABO 2024は、物流の未来を担う若手企業や新しいテクノロジーとの連携を通じて、持続可能で効率的な社会の実現に向けて邁進しています。