福岡市で「かかりつけナース」が実現!子育て世帯の不安を解消する健康支援事業がスタート
一般財団法人ウェルネスサポートLab(以下「ウェルサポ」)は、福岡県福岡市で「かかりつけナースと家事の家庭教師の健康支援による子育て世帯の主体でしなやかなつながりづくり事業」を実施することを発表しました。
この事業は、一般財団法人ちくご川コミュニティ財団の【休眠預金等活用事業2023年度緊急枠】「子育てに困難を抱える家庭へのアクセシビリティ改善事業」に採択されたものです。
ウェルサポは、これまでにも福岡市に住む女性の健康課題や子育て世帯の孤立問題に取り組んできた実績があります。
過去の取り組み
令和3年度経済産業省フェムテック等サポートサービス実証事業(福岡市に住み働く20〜50代の女性530名を対象にLINEによる相談)
令和5年度内閣官房「地域における孤独・孤立対策に関するNPO等の取組モデル調査事業」(福岡市内の子育て世帯の女性100名を対象にLINEによる相談および家事サポート)
自主事業(企業福利厚生によるチャットサポート・医療福祉機関と連携した「自費看護サービス」)
これらの取り組みから、子育て世帯が抱える課題として、家事育児の負担による睡眠不足やメンタル不調、そして孤立感などが浮き彫りになりました。
本事業では、これらの課題解決に向けて、以下の4つの事業を実施します。
1. かかりつけナースチャットサポート(専門家とつながる):
- 24時間対応のチャットサポートで、助産師、管理栄養士、健康運動指導士、社会福祉士、緩和ケア認定看護師などの専門家と連携し、子育て世帯の不安や悩みを解消します。
2. 家庭内家事人材育成(生活圏内の住民とつながる):
- 地域の家事のベテランサポーターが自宅訪問型で、同居家族に家事レクチャーを行い、家庭内家事シェア体制を整えます。
3. データベースの整備(情報とつながる):
- 子育て世帯の健康改善に役立つ情報(食事、運動、睡眠など)をまとめたデータベースを構築し、必要な情報へアクセスしやすくします。
4. 社会への啓発(社会とつながる):
- 子育て世帯の現状と課題に関するハンドブックを作成し、社会への認知度向上と理解を深めます。
本事業の対象は、福岡市内または久留米市近郊に居住する子育て世帯の女性または男性200名です。
参加を希望される方は、ウェルサポのウェブサイトからモニターを募集しています。
モニター募集URL:
https://www.wellsuppo.or.jp/housework
ウェルサポ代表・笠淑美氏のメッセージ
「この事業は、子育て世帯が抱える不安や悩みを一人で抱え込まず、安心して健康的な暮らしを営むことができるようにとの思いから生まれました。
私自身も、家族みんなで家事サポートを行い、子育ての悩みを共有することで、困難を乗り越えてきました。
ウェルサポは、子育て世帯が笑顔で過ごせるよう、親身になってサポートしていきます。」
ウェルサポの今後の展望
ウェルサポは、本事業を成功させ、福岡市だけでなく、他の地域へも展開していく予定です。
また、育児休暇中の男性や子ども対象の家事教育プログラムなどのサービス展開も検討しています。
ウェルネスサポートLabの概要
団体名:一般財団法人ウェルネスサポートLab
代表理事:笠淑美
住所:〒810-0004 福岡市中央区渡辺通2-9-20-1103
電話:092-231-9762
設立:2020年1月
事業内容:不安不調期・療養期の意思決定支援事業、不安不調期・療養期のコーディネート看護ケア事業、ウェルビーイングに関する地域貢献人材育成事業、終活コーディネート事業
HP:https://www.wellsuppo.or.jp/