空き家問題への取り組み
空き家の急増が日本において大きな問題となっています。総務省の「令和5年住宅・土地統計調査(速報値)」によると、全国の空き家率はなんと13.8%に達し、住宅の約7軒に1軒が空き家とされています。特に活用されていない戸建て住宅は約400万戸に上り、放置されることで地域の景観や治安、さらには地域経済に悪影響を及ぼすことが懸念されています。これに対する解決策として、全国古家再生推進協議会(以下、全古協)が中心となり、空き家を再生し賃貸や地域資源として活用する取り組みが急速に進んでいます。
特別セミナーの開催
その中でも特に注目されるのが、全古協の理事長である大熊重之氏が、2025年9月17日(水)に東京ビッグサイトで行われる【賃貸住宅フェア2025東京】での特別セミナーです。大熊氏はこれまでに2,000棟を超える空き家再生に成功し、その実績をもとに次世代の不動産投資について語ります。
セミナーは14:30から15:20にかけて行われ、タイトルは「これからの不動産投資」というテーマです。大熊氏は空き家問題の社会的背景を解説し、これをビジネスチャンスへと変換するための実践的アプローチを紹介します。この機会に、古家再生投資の全体像や現場での課題、さらには実際に蓄積されたリアルなノウハウまでを伝授する予定です。
大熊重之氏のプロフィール
大熊氏は、一般社団法人 全国古家再生推進協議会の理事長を務める傍ら、オークマ工塗株式会社の代表取締役としても活躍しています。2000年には部品塗装会社を立ち上げて以来、経営の厳しさを経験しながら、2013年から空き家・古家不動産投資を本格的に開始しました。このような経歴を持つ大熊氏は、再生による収益化と地域貢献を両立させることを目指し、事業を拡大。現在は5社体制で、3社の代表や役員も兼任しています。
2014年には、空き家再生を専門に扱う全国団体「一般社団法人 全国古家再生推進協議会」を設立。2018年から2025年5月31日までに、会員数は18,000名以上、再生棟数は2,371棟に達しました。また、全国36地域での「空き家・古家物件見学ツアー」は、累計2,029回、参加者は9,335名を記録。これらの活動が評価され、2023年には国土交通省「第1回 地域価値を共創する不動産業アワード」において、担い手育成部門の優秀賞を受賞しています。
著書には『儲かる!空き家・古家不動産投資入門』や『リスクを極限まで抑えて儲ける「空き家・古家」不動産投資』などがあり、累計発行部数は33,500部を超えています。
賃貸住宅フェア2025東京の詳細
この特別セミナーの背景にある「賃貸住宅フェア2025東京」は、2025年9月17日(水)と18日(木)の2日間、東京ビッグサイトにて開催されます。入場料は無料ですが、事前登録が必要です。詳細については、公式サイトをご覧ください。
公式サイトはこちら
空き家問題に対し、どのようにビジネスチャンスへと転換するか。このセミナーは、未来の不動産投資に関心がある方には見逃せない内容となっています。ぜひこの機会に参加し、空き家再生の可能性を探求してみてはいかがでしょうか。