Senxeed RoboticsがROBOTIS社と業務提携で配送ロボットの普及を加速

Senxeed RoboticsがROBOTIS社と特定領域での業務提携

最近、Senxeed Robotics株式会社は韓国のROBOTIS社との国内代理店契約を締結しました。この契約には、特定領域での独占権も含まれており、配送ロボット「GAEMI」の国内展開が一層加速する見込みです。

GAEMIの特徴と機能

「GAEMI」は、屋内配送ロボットとして設計されており、エレベーターのボタン操作やセキュリティエリアへのアクセスをICカードを用いて実現します。この機能により、ハードウェアの改修を必要とせず、様々な階への移動や、セキュリティが強化されたエリアへの荷物の運搬が可能となります。

具体的な仕様は以下の通りです：

- 大きさ: 540mm×500mm×1150mm
- 重さ: 64~75kg（オプションによる）
- 荷重: 最大30kg

このロボットはすでに湘南鎌倉総合病院での実証に成功しており、函館五稜郭病院や函館中央病院でも導入が進んでいます。主な用途としては、薬や検体、カルテの搬送が挙げられます。

屋外配送ロボットの可能性

また、Senxeed Roboticsは屋外配送ロボットにも注力しており、QRコードを読み取ってスマートフォンからオーダーをすることで配送業務を自動化します。この屋外ロボットは、GPS機能を持ち、精密な配送を実現するための監視体制も整えています。

こちらも主な仕様は：

- 大きさ: 733mm×549mm×729mm
- 重さ: 66~70kg（オプションによる）
- 荷重: 最大30kg
- 速度: 0.5~2m/s

利用シーンとしては、キャンプ場での商品配送や屋外エリアでの食事配達、マンションや団地での郵便物配達などが考えられます。

Senxeed Roboticsのビジョン

Senxeed Roboticsは、人とロボットが共生する社会の実現を目指しており、国内外のロボットメーカーとの連携を進めています。ロボットを活用したソリューションの企画や開発、運営を行い、ロボット向けプラットフォームの提供や、海外ロボットメーカーの国内展開、輸入や代理店業務にも取り組んでいます。

企業の公式サイトはこちらで、最新情報や各種ロボットの詳細もご覧いただけます。

今後、「GAEMI」の導入が進むことで、医療やサービス業界におけるロボットの活用が広がることが期待されています。私たちの生活がより便利になり、効率的に運営される社会を実現するための重要な一歩と言えるでしょう。