アップサイクルブランドSHITSURAE、蔵前に初のショップオープン
2024年12月21日、東京都蔵前にて、アップサイクルブランド【SHITSURAE/シツラエ】の初のオリジナルショップがオープンします。このブランドは、役目を終えた素材に新たな命を与えることを目的としており、特にアクリルを使用したアクセサリーが人気です。
SHITSURAEの誕生背景
SHITSURAEの設立者は、多摩美術大学で環境デザインを学んだ井村文紀氏。卒業制作でアクリル素材を使った際、その透明度や加工のしやすさに魅了され、町工場で10年以上の修行の後、株式会社ツクリを立ち上げました。コロナ禍によって、多くのアクリル製パーテーションが不要になり、廃棄されることが懸念されたことから、『SHITSURAE』の構想が具体化。以来、集めたパーテーションを基にアクセサリーなどを製造し、ポップアップストアで販売を開始しました。
初の常設店舗の魅力
初の店舗としてオープンするSHITSURAEでは、パーソナルな体験ができる仕組みが整っています。来店者は、自分の好きなモチーフを選び、ピアスやイヤリング、ネックレス等としてカスタマイズが可能。また、アイテムは全て、役目を終えた素材から生まれた一点ものです。これにより、他にはないオリジナルなアクセサリーを手に入れることができます。
アクセサリーのラインナップ
1.
アクセサリー:ピアス、イヤリング、ネックレス、リング、イヤカフなど、耳の再利用素材を使用したITOシリーズが人気。
2.
一輪挿し:使用済みのコーヒー豆を再利用したcoffeeシリーズ。
3.
アート作品:化粧品を再利用したペイントシリーズもあり、どれも独自の魅力に溢れています。
解体せずに生かす理念
SHITSURAEでは、着色を施さないことで、素材本来の色合いや質感を大切にしています。例えば、アクリルの端材や割れた鏡を組み合わせて作られるメタルアートシリーズや、蛍光色を使ったネオンシリーズなど、多彩な表現が楽しめます。これらの製品は全て、役目を終えた素材からアップサイクルすることで、新しい命を吹き込まれています。
店舗造りのこだわり
SHITSURAEの店舗は、築70年のリノベーションビル「ウグイスビル」に位置しています。このビルは、古さを生かした魅力的なデザインが特徴で、廃材を使った木製什器などが並び、温かみのある雰囲気を醸し出しています。また、現状回復が不要なため、オープン時に余計な廃棄物が出ることもありません。
店舗詳細
- - 開店日:2024年12月21日(土)12:00
- - 店舗名:SHITSURAE
- - 住所:〒111-0051 東京都台東区蔵前4-14-11 ウグイスビル306号室
- - 営業時間:12:00~18:00(土・日)、金曜日営業、月~木曜日は予約制
ブランドに関する詳細
SHITSURAEは、環境への配慮とクリエイティブな製品作りを追求するブランドです。オンラインでの情報も充実しており、公式ウェブサイトやInstagramでも最新情報を発信しています。
これら全てが、無駄や廃棄を減らし、より持続可能なスタイルを提唱しています。SHITSURAEの世界観を体感できるこの新店舗は、訪れる人々に新たな発見を与えてくれることでしょう。