福岡県がジェンダー平等に向けた新プロジェクトを始動！

福岡で新たなジェンダー平等推進キャンペーンが始動！

福岡県は、性別に関係なく個人の個性や能力を最大限に生かす社会を実現するために「ジェンダー平等大作戦」として新しい啓発プロジェクトを立ち上げました。この取り組みの一環として、特設サイト「#モヤモヤに気づい展～“らしさ”にとらわれない男女（わたしたち）～」をオープンし、県民が参加できる形でのイベントを実施しています。

特設サイトの概要

「#モヤモヤに気づい展」は、福岡県が主催しており、身の回りで感じるジェンダーギャップの事例や「とも家事」をテーマにした取り組みを通じて、地域社会の意識を高めることを目的としています。今年度は特に「とも家事」を推進し、家庭内の家事を家族やパートナーでシェアすることの重要性を訴えています。応募方法は、特設サイトを通じて簡単に行えるように設計されています。

募集内容

イベントには2つの応募部門があります。ひとつ目は「日ごろのモヤモヤ部門」で、日常生活の中で感じるジェンダーに関するストレスや疑問を募集します。ふたつ目は「とも家事チャレンジ部門」で、パートナーや家族と協力して家事に取り組む姿を動画やフォトメッセージ、川柳として表現してもらいます。これらの入賞者には最優秀賞や優秀賞、特別協賛企業賞などが授与される予定です。応募締切は2025年12月31日で、結果発表は2026年2月に予定されています。

「とも家事」とは

「とも家事」は、男女を問わずすべての家族メンバーが協力しながら家事をシェアすることを指します。時短食材や便利な家電を活用し、家事を効率的に行うことで生活の質を向上させるための取り組みです。この「とも家事」を進めることによって、家事に対する負担感が軽減され、男女間の家事の分担がより公正になることが期待されています。福岡県では、タレントの岡澤アキラさんと服部知事が参加した啓発動画も制作されており、家事をスムーズに始められるためのヒントやポイントが紹介されています。

課題意識

福岡県では、女性が家事や育児にかける時間が男性の6倍以上とされており、この不均衡な状況を解消するために、具体的な行動を起こす必要性が高まっています。共働き世帯が増加する中で、家事の負担が不平等に分配されることが少なくないため、「とも家事」のような新しい取り組みが求められています。このプロジェクトを通じて、家庭内だけでなく地域社会全体で性別に関係なく誰もが自分らしく暮らせる環境づくりを進めていくことが重要です。