パルシステムが人権方針を明文化
パルシステム連合会は、共生の社会づくりを目指し、特に人権を重視した「パルシステム人権方針」と「カスタマーハラスメントに対する基本方針」を新たに策定しました。これにより、生活協同組合として事業と活動に関わる全ての人々の人権を尊重する姿勢をより明確にし、理念である「心豊かなくらしと共生の社会」を実現すべく、教育や実践を強化していく計画です。
人権を基にした社会と職場環境の構築
「パルシステム人権方針」では、人権の尊重が事業の基本であることを明示し、全ての役職員に適用されます。取引先やその他のステークホルダーとの協力を通じて人権に対する理解と認識を深めるための教育の推進に力を入れることを表明しました。この方針では、人権に関連する重要な課題の特定や情報の開示、コミュニケーション強化を図ることが求められています。
一方で、「カスタマーハラスメントに対する基本方針」は、全ての役職員が安心して働ける職場環境を整えることを目的としています。役職員たちは行動規範に従って、利用者に対して誠実に対応し、互いの立場を理解し合う社会の形成を目指しています。
持続可能な社会に向けた信頼関係の構築
さらに、パルシステム連合会は2024年に「パルシステム責任ある調達方針」を策定しました。この方針は、生産者や取引先との対等なパートナーシップを基に築かれる信頼関係を社会全体へと拡大し、持続可能な調達活動を推進することを目的としています。この方針では、人権への配慮を含む6つの視点を掲げ、環境や地域の持続可能性に寄与する基本姿勢を示しています。
人とのつながりを大切にした協同組合の役割
パルシステムは、今後も人と人とのつながりを重んじる協同組合として、お互いを理解し合い、支え合う平和な社会の構築に努力していく所存です。2025年は国際協同組合年として、さらなる共生社会の実現に向けての取り組みが期待されます。
会社情報
パルシステム生活協同組合連合会
所在地:東京都新宿区大久保2-2-6
理事長:渋澤温之
会員数:176.2万人(2025年3月末時点)
総事業高:2,604.2億円
詳しい情報は、公式ウェブサイトをご覧ください:
パルシステム公式サイト