カインズが新たに導入した防犯・防災自動販売機
株式会社カインズは、埼玉県本庄市に本社を構えるホームセンターチェーンで、最近、アサヒ飲料株式会社と連携し、特別な機能を備えた自動販売機を新たに設置しました。この自販機は、11月12日にはカインズ堅田店(滋賀県大津市)に、また12月11日にはカインズ吉川美南店に導入されました。この取り組みは、防犯と防災の二つの大きな機能を1台で実現することを目指しています。これからも、カインズは各店舗への設置を進めるとともに、「安全・安心なまちづくり」を目指した活動を広げていく方針です。
機能と役割の詳細
この自動販売機は、平常時には、内蔵されたクラウド型カメラで地域の見守りを行い、夜間などの人通りが少ない時間帯には防犯対策としても機能します。また、災害時には、地域住民に対して無料で飲料水を提供するという大変画期的な役割を果たします。
この取り組みは、アサヒ飲料が2019年から展開している「まちをみまもる自販機」に基づき、災害時には電源が不安定な際でも飲み物を供給できる「災害対応型自動販売機」としての機能も兼ね備えています。
地域共生に向けたカインズの取り組み
これまでのカインズは、地域と共生する「くみまち構想」を掲げ、地域の多様なステークホルダーと協力して地域のニーズを把握し、共創を進めてきました。自治体や警察と連携して、不安を抱える住民に対する支援を行い、地域の安全を確保するための具体的な施策として、自販機の設置が進められています。
また、アサヒ飲料は「豊かな地域を共に創る」という理念のもと、CSV(共通価値の創造)を通じて地域とのつながりを深める活動を行っています。今回の導入は、両社の「安全・安心なまちづくり」に向けた強い思いが実現した形と言えます。
今後の展望
カインズは今後も、地域のメンバーや協力者と共に安心・安全なまちづくりに貢献するための取り組みを続けていきます。そして、「まちのライフライン」として、地域の人々が安全に暮らせる環境作りを目指します。このような取り組みを通じて、カインズはより多くの人々に愛され、「くらしに、ららら。」というブランドの理念を深めていくことでしょう。
自動販売機の設置といった小さな変化が大きな地域の安心・安全につながることを期待しています。カインズの公式サイトや「くみまち.com」では、今後の展開についての情報が随時発信される予定です。地域の皆様のご意見やご要望にも耳を傾け、さらに良い取り組みへと進化させていくことでしょう。