ジョーシンが全店舗でBuddycomを導入し業務効率化を推進
日本国内で広く展開している大手家電量販店「ジョーシン」が、全店200店舗への「Buddycom」の導入を決定しました。この取り組みは、店舗内外でのスタッフ間のコミュニケーションを円滑にし、業務効率の向上を目指すものです。
Buddycomの導入背景
上新電機が運営するジョーシンでは、ICT技術を駆使し、高質な営業体制を整えることで顧客満足度を向上させることを目指しています。これまでは従来型のインカムを使用していましたが、業務用端末とインカムの二台持ちの不便さを解消するために、Buddycomの導入を決めたのです。
この変革によって、リアルタイムでの情報共有やコミュニケーションの円滑化が期待されています。
Buddycom導入後の効果
Buddycomの導入により、どのような効果がもたらされるのでしょうか。以下に、その具体的な利点を挙げてみましょう。
1. 業務用端末の二台持ち解消
Buddycomアプリがハンディターミナルに搭載されることで、業務端末とインカムを一元化。これにより、スタッフの負担を大幅に軽減し、業務の効率化が図られます。
2. コードレス環境の実現
Bluetoothマイクの導入により、コードの煩わしさを解消。カートや棚に引っかかることがなく、作業効率が向上します。
3. 店舗外でもコミュニケーション
店舗外でもリアルタイムに情報を共有できるため、搬入やお客様の積み込み作業など、店外での状況把握がスムーズです。これにより、業務の全体像を把握し、より的確な対応が可能になります。
4. 確実な情報管理
Buddycomは通話内容を自動で録音し、テキスト化することができます。このため、聞き逃してしまった内容も後から確認することができ、正確性や効率性を高めることができます。
これらの効果を通じて、ジョーシンは顧客満足度の向上を目指し、スマートワークや健康経営の推進を図ります。また、働きやすい環境の整備を進めることで、従業員の「働きがい」をも高めることが期待されています。
会社のメッセージ
上新電機株式会社の執行役員、ICT・DX担当の木原辰浩氏は、「Buddycom」を導入した理由について、「効率化と従業員の負担軽減を目的としており、スマートフォンを活用することでコミュニケーションを円滑にします」と説明しています。また、通話内容の自動録音により業務の正確性や効率性の向上が期待されるとも語っています。
Buddycomとは
Buddycomは、インターネット通信網を利用してスマートフォンやタブレットにアプリをインストールすることで、トランシーバーのように使えるライブコミュニケーションプラットフォームです。
音声やテキストチャット、動画、位置情報、AIを活用したデジタルアシスタントなど、多様な機能を搭載しています。
航空、鉄道、建設、福祉施設、流通などの業種で活用されており、業務の円滑なコミュニケーションを支えています。
まとめ
全店舗へのBuddycomの導入は、ジョーシンの業務効率化に大きく寄与するでしょう。この取り組みによって、顧客満足度の向上だけでなく、従業員の働きやすさや健康的な職場環境の促進にもつながることが期待されています。今後、この新たなコミュニケーションシステムがどのように店舗運営を進化させるのか、注目が集まります。