ポスチャーサポートチェア、30周年！限定コラボ商品の誕生

30周年を迎えるポスチャーサポートチェア

医療・介護関連商品の開発・販売を手掛ける株式会社ハンディネットワークインターナショナル（HNI）は、創業者であり「車いす社長」として知られる春山満氏が開発した「ポスチャーサポートチェア（PSC）」が30周年を迎えることを記念し、英国の有名ライフスタイルブランド「デザイナーズギルド」とのコラボレーションによる限定デザインを発表しました。この特別な商品は、2025年4月23日から5月13日まで日本橋三越本店で開催されるPOPUPショップで展示されます。

ポスチャーサポートチェアの背景

「身体を支え、心を支える」という理念のもと、多くの人々が日常的に感じる身体の不安や、心のサポートを提供することを目指しているHNIのポスチャーサポートチェア。創業者春山氏は、難病により首から下の運動機能を失った経験から、身体を支えるだけでなく、心にも寄り添う商品を必要と考えました。彼は、高齢期においてもデザインの選択肢が持つ力を信じています。高齢者や要介護者がデザインの選択肢をもつことが、心の支えになると考えたのです。

デザインと機能性の両立

春山氏は、歩けない経験を経て、満足できる椅子は市場に存在しないことに気づきました。機能性重視の介護椅子が多い中で、デザイン性を失わずに機能性も兼ね備えた椅子を作ることが求められていたのです。こうして誕生したポスチャーサポートチェアは、人間工学に基づく科学的な研究が背景にあり、彼自身の身体で試行錯誤の末に発表されました。

デザイナーズギルドとのコラボレーション

今回のコラボレーションは、超高齢社会に向けての「豊かな選択肢」の創造を目指しています。春山氏の想いを受けて、HNIはデザインと機能を両立させた商品開発に取り組んできました。世界基準のデザインを持つポスチャーサポートチェアは、日本の高齢者の新たな居場所を提供することでしょう。「デザイナーズギルド」から提供されるファブリックと、北米産ブラックウォールナットを用いたフレームが、この特別な製品に高い格式を与えています。