キタとミナミの中心に新たな交流の場「EXPO酒場」が誕生

新たな交流の場「EXPO酒場本店」開店

2023年4月11日、大阪の繁華街に新たな交流の場である「EXPO酒場本店」がオープンしました。これは、一般社団法人demo!expoが、ルクア大阪やPARCO心斎橋と協力して、万博期間中に「世界中の人々が集う街の拠点」を目指したものです。これは、観光客と地元の人々が交流できる場所として、関西の文化とおもしろさを体験できる機会を提供しています。

「関西人はおもしろい、夜の関西人はもっとおもしろい」というコンセプトのもとに、EXPO酒場では、全国各地の地域や企業が週替わりで出店し、独自の飲食や音楽、トークショーを行います。訪れる観光客は、出店団体にまつわるさまざまな体験を楽しむことで、万博の盛り上がりに直接寄与することが期待されています。

梅田と心斎橋の新コンセプト

EXPO酒場キタ本店

EXPO酒場キタ本店がある梅田は、歴史的に「埋田」とも呼ばれた埋立地が変化を遂げた場所です。明治7年には初代国鉄大阪駅が設立され、以降、交通の要衝として発展してきました。この背景を受け、EXPO酒場キタ本店は「働くまちの憩いの場」としての役割を果たすことを目指しています。ここでは、仕事帰りの人々が多様な人々と出会い、交流することで新たなアイデアやコミュニティが生まれることが期待されています。

EXPO酒場ミナミ本店

一方、EXPO酒場ミナミ本店は心斎橋PARCOに位置し、「人と文化が混ざり合う遊び場」としての役割を担っています。心斎橋は、ストリートカルチャーの中心地として知られ、ファッションから音楽、食文化まで多彩な文化が交錯する場所です。このカラフルな雰囲気を反映させ、観光客と地元の人々が共に楽しめる空間が広がっています。

EXPO RADIOでつなぐ万博と街

EXPO酒場キタ本店では、万博に向けての情報発信を実現する「EXPO RADIO」が公開収録されます。このラジオ番組は、万博に関わるクリエイターや地域の方々が出演し、万博の魅力と街の文化を結び付けるイベントとして、地域活性化に寄与します。出演者には、VISIONsのCEOである引地耕太氏やYurica Design & Architectureの竹村優里佳氏が予定されています。

多文化交流の場としての役割

「EXPO酒場」の概要として、各店舗の営業時間は17:00から23:00まで。キタ本店はルクア大阪のB2F、ミナミ本店は心斎橋PARCOのB2Fに位置し、訪れる人々がリラックスできる場として、こだわりの飲食メニューやエンターテイメントが用意されています。また、2023年3月15日に行われたメディア向けの内覧会では、オランダ文化をテーマにした様々なイベントが催され、万博をテーマにしたトークセッションも実施されました。

demo!expoに寄せられる期待

一般社団法人demo!expoは、万博を機に地域の人々が自由に交流できる環境を提供することを目指しています。「EXPO酒場プロジェクト」は、地域で新しい挑戦を行いたい人々の集まりで、万博に関わる様々な人々が意見を交わせる場を提供しています。これまでの開催は、関西をはじめとする地域で75回以上のイベントが行われ、5,100人以上が参加経験を有しています。

2025年に向けて、demo!expoは「街からもう1つの万博」を目指しています。これを機に大阪が新たに生まれ変わり、国内外の人々が集まるきっかけとなることを願っています。