齋藤帆奈個展
2025-05-27 12:37:49

齋藤帆奈の新作発表!互いに影響し合うアートの真髄

アートの新時代を切り開く齋藤帆奈の個展



2025年5月28日(水)から6月29日(日)までの期間、新宿・歌舞伎町のアートスペース「デカメロン」にて、現代美術作家・齋藤帆奈の個展「Co-consuming / Mutual Traces」が開催されます。この展覧会は、独自の視点と手法で表現される彼女の作品を通じて、自然と人間の関係性に新たな光を当てる試みです。

齋藤帆奈のアートスタイル


本展を展開する齋藤帆奈は、東京大学大学院で博士課程に在籍し、さらに東洋大学の助教としても活動を行っています。彼女は、真性粘菌と呼ばれる微生物を用いたユニークな制作手法で知られています。この真性粘菌は、特定の餌を与えられることで、自然の痕跡を作品として表現します。彼女の代表作《Eaten Colors》や、新作《Mutual Traces》は、これらの手法を駆使したものです。

新作《Mutual Traces》について


《Mutual Traces》は、齋藤自身と真性粘菌との共存の中で生まれた作品です。この作品では、オートミールとグリッターを混ぜた餌を、彼女自身の身体に塗布し、それを布に転写します。その後、真性粘菌が活動する中で、彼女と真性粘菌の痕跡が共に残される様子が描かれます。ここで目指されるのは、人間と非人間の存在が共存する新たな視点の確立です。

また、作品には様々な要素—例えば鑑賞者や彼女の肌に存在する常在菌—が絡み合い、絶えず変化を続けるダイナミズムが存在します。齋藤は、このような変容を通して、自然と文化の境界を流動的なものとして捉えたいと考えています。

展示の特徴


本展の最も特筆すべき点は、一部の作品で真性粘菌が展示期間中生き続けるということです。初期の展示では、粘菌が活動する様子が観察でき、まるで培養工場のような景色が広がるかもしれません。また、会期中盤には、齋藤が真性粘菌の培地をアートとして壁面に展示することになります。これにより、展覧会の実施自体が一つのアート作品として機能し、人間と自然との関係性を問い直す場が提供されます。

さらに、デカメロン自体がギャルやクィアコミュニティに基づくバーを併設し、その文化や身体表現が、齋藤の作品の解釈にも寄与します。このような交差によって、アートの意味がより深まります。

齋藤帆奈の思い


齋藤は、「Co-consuming / Mutual Traces」というタイトルに込められた思いを次のように語ります。「この展覧会は、物質との共依存的な関係性を示すものであり、誰が描いたのかが曖昧な痕跡に対する観客の反応が新たなアートの場を生み出すことを願っています」と、彼女の意図が明言されています。

開催概要


  • - 展示会名: Co-consuming / Mutual Traces
  • - 会期: 2025年5月28日(水) - 6月29日(日)
  • - 会場: デカメロン
  • - 住所: 東京都新宿区歌舞伎町1丁目12-4
  • - 電話: 03-6265-9013
  • - 営業時間: 20:00〜29:00
  • - 休廊日: 月曜日

本展は、齋藤帆奈のアートの奥深さを再発見する貴重な機会です。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

会社情報

会社名
有限会社スクラムライス
住所
新宿区歌舞伎町2-1-2HANROKUビル6F
電話番号
03-6380-3990

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。