FastLabel、資金調達に成功
FastLabel株式会社は、AI開発を支援するための資金調達を行い、これまでの累計で約19.5億円を確保しました。この資金調達は、シリーズBエクステンションラウンドのファーストクローズとして実施されました。
資金調達の背景
FastLabelは、創業から約3年を経て、データセントリックなAI開発の全工程を包括的に支援するプラットフォームを構築しています。この度の資金調達に伴い、12.5億円の追加資金を確保し、今後のシリーズBラウンドのセカンドクローズではさらに成長が期待されています。2023年9月末には、シリーズB全体の調達額が約14.5億円となる見込みです。
この資金は、FastLabelが提供する教師データ作成代行やアノテーションツールの強化に使用される予定です。データセントリックなAI開発プロセスに必要なあらゆるサービスを提供するFastLabelにとって、今回の資金調達は大きな意味を持ちます。
パナソニックくらしビジョナリーファンドとの連携
今後の連携先として、パナソニックくらしビジョナリーファンドが重要な役割を果たします。それは、くらし事業に特化した有望なスタートアップに資金を供給し、支援を行うファンドです。FastLabelは、彼らとの連携を強化し、さまざまな業界へのインパクトを追求することで、医療、農業、IT産業など、多岐にわたる分野でのAI開発をさらに推進します。
コメントの紹介
パナソニックのCVC推進室の室長、郷原邦男氏は、AI技術の進展が今後の企業の成長に寄与すると述べ、FastLabelの高品質なアノテーションサービスに期待を寄せています。また、FastLabelの代表取締役CEOである鈴木健史氏は、パナソニックとの連携を心より光栄に思い、共にAIインフラを進化させることを誓いました。
今後の展望
FastLabelは、引き続きAI開発の基盤を強化し、企業が高精度なAIモデルを迅速に構築できるよう貢献していく意向です。この資金調達を通じて、FastLabelはAI技術の進展に貢献し、より豊かで快適なライフスタイルを創出することを目指しています。
今後も、データセントリックなAI開発を支えるための取り組みを続けていくことでしょう。