演劇集団Bobjack Theaterが待望の第28回本公演『私たちはまだまだ平気』を2024年12月18日から上演します。2019年の前回公演から約2年ぶりの新作長編作品であり、特に注目を集めるのがダブル主演を務める田口華と久下恭平の存在です。
田口華はさくら学院の元メンバーで、多数の舞台でその実力を発揮してきました。久下恭平はミュージカル『忍たま乱太郎』などで知られる注目の若手俳優。彼らの共演は、ファンにとって夢のような組み合わせです。さらに、林千浪や松木わかは、劇団員の丸山正吾、池澤汐音など、実力派の俳優陣がそろい、物語に厚みをもたらします。
Bobjack Theaterの魅力は、普通の人々の日常が交差していく群像劇にあります。今回の新作でも、さまざまな登場人物の人生がどのように交わっていくのかが大きな見どころとなっています。また、特筆すべきはエピローグが二つ用意されており、それぞれ異なる結末を楽しむことができる点です。観客はどちらのエピローグにも期待が高まります。
作品のあらすじは、もうすぐ20歳となる大学生・逢坂凪と裏社会で生きる逢坂嵐が腹違いの兄妹として描かれます。一時期は祖父のもとで生活していたものの、今は離れて暮らしている二人。凪は穏やかな未来を得るべく努力する一方、嵐は未来を考えずに生きています。そんな彼らが父の訃報を受け、心に波風を立てる出来事が続発していく様子が描かれています。
公演は、2024年12月18日から22日まで、上野ストアハウスで行われます。日付ごとに異なるエピソードが楽しめるため、観客はどちらのエンディングを見るかを選ぶことができます。カーテンコール撮影会やアフタートークなど、終演後に行われるイベントも充実していて、観劇の後も余韻を楽しめる仕掛けが用意されています。
チケットは全席指定で5,500円(税込)です。特に最前列には小さいサイズの椅子が用意されていますので、希望される方はお早めにお求めください。新たな舞台を彩るBobjack Theaterの勇姿を見逃す手はありません。公式サイトとカンフェティにて、詳細やチケット情報をぜひご確認ください。
Bobjack Theaterは2002年に作家・守山カオリと役者・扇田賢によって設立され、数々の作品を上演してきました。彼らの描く物語には、『生』『死』をテーマにしたユーモアを交えた切ないストーリーが織り込まれており、観客に深い感銘を与えています。今回の公演も、そんな彼らの特徴が色濃く打ち出されています。
2024年の観劇を締めくくるこの公演、心温まるひとときをぜひ体験してください。