NECが2024年度グッドデザイン賞を受賞
2024年度のグッドデザイン賞において、NECが3つの革新的な技術で受賞を果たしました。今回受賞したのは、露地栽培農業支援ソリューション「CropScope(クロップスコープ)」、「真に持続可能なスマートシティの取り組み」、そして「セキュリティゲート用顔認証システム」の3つです。これらの取り組みは、いずれも高いデザイン性と実用性を併せ持ち、社会に貢献することを目的としています。
露地栽培農業支援ソリューション「CropScope」
「CropScope」は、AIやICTを活用した農業支援サービスで、特に金融としての価値や持続可能な食料供給を目指しています。これは、農業従事者の実情に基づいた設計がなされており、センサーや衛星からのデータを集約し、AIにより予測情報を提供します。圃場の可視化によって、環境に優しく、効率的な農業を実現する手助けをしています。具体的には、作物の成長予測や病害虫のリスクを評価し、最適な農業管理を促進します。
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CropScope紹介ページ
審査員からは、このプロジェクトが農業のDX(デジタルトランスフォーメーション)の明確なビジョンを示し、食糧安全保障の問題解決に寄与している点が評価されています。
スマートシティ事業
NECのスマートシティ事業は、地域のデータを活用することから始まります。この取り組みではオープンデータやパーソナルデータを使用し、地域の特性に基づいた価値創出を目指します。住民の視点を重視した施策は、地域課題の解決に貢献し、ウェルビーイングを向上させる要素となります。
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スマートシティ事業紹介ページ
NECは、ポルトガルのリスボン市や富山市などでの成功を通じ、持続可能な都市開発を推進してきました。新たな顔認証技術やIoT技術は、都市管理の効率化や防災対策にも寄与しています。
セキュリティゲート用顔認証システム
この顔認証システムは、セキュリティゲートの空間においても開放感を保ちながら、安心度を高めることを使命としています。車椅子利用者など様々な人々に配慮した「ウォークスルー認証」が可能で、ユーザーに優しい体験を提供します。
URL:
顔認証システム紹介ページ
審査員からは、デザインがコンパクトであまり存在感を際立たせないという点も支持され、安心・安全な社会を実現するための重要なステップとして期待されています。
グッドデザイン賞とは
1960年に設立されたグッドデザイン賞は、単なる美しさだけでなく、社会に貢献するデザインを評価・推奨する日本特有の制度です。
NECは、これらの受賞を通じて、技術の体験価値を高め、共感を生むデザイン活動を推進していく所存です。今後の展望にもぜひご注目ください。