サッポロビールの取り組み
サッポロホールディングスのグループ企業、サッポロビールが注目される新しい取り組みを実施しました。2024年4月、東京都及び埼玉県を含む1都8県で数量限定で発売された『サッポロ生ビール黒ラベル 渋沢栄一缶』が話題を呼んでいます。この商品は、社会貢献に尽力した渋沢栄一を讃える意味を込めてデザインされたもので、売り上げの一部が埼玉県教育環境整備基金へ寄付される仕組みになっています。そして、7月31日には、その寄付金がついに贈呈されました。
渋沢栄一缶の背景
渋沢栄一は、サッポロビールの前身である札幌麦酒会社の設立者であり、初代委員長でもあります。最近では、彼の肖像が新一万円札に採用されることが発表され、再評価の高まる人物です。この『渋沢栄一缶』は、その名を冠した商品であり、1本につき1円が埼玉県教育環境整備基金に寄付されるという、粋な計らいが施されています。当然、これにより、合わせて1,434,000円もの寄付が実現しました。
寄付の贈呈式
この寄付金の贈呈式は、埼玉県庁の教育長室において行われ、埼玉県教育委員会の教育長、サッポロビールの幹部が出席しました。贈呈先は埼玉県教育環境整備基金であり、地域の教育環境の整備や魅力ある学校づくりに貢献するために使用されます。この基金は、各学校の特性に基づいた取り組みを支える重要なものです。
こだわりの大麦と地域貢献
また、サッポロビールが埼玉県に根ざした活動を行っているのは、この寄付だけではありません。埼玉県には、約80年にわたり存在していた『サッポロビール川口工場』があり、地域の人々に愛されてきました。同社は県内で栽培された大麦を使用し、特に、埼玉県産の大麦品種『彩の星』を栽培しており、四季折々の風土の中で育まれた素材を使ったビールを提供し続けています。
環境保全の取り組み
さらに、サッポロビールは地域の環境保全にも力を入れており、清掃活動や環境に配慮した製品開発を行っています。これらの地道な活動が評価され、令和元年度には『彩の国埼玉環境大賞』において優秀賞を受賞するなど、地域への貢献が広く認められています。
このように、サッポロビールは単なる企業活動を超え、地域社会や環境への責任を重視した取り組みを展開しています。これからも埼玉県の発展に寄与するため、新たなステージへと向かっていくことでしょう。今後も同社の動向を注目し、応援していきたいと思います。