株式会社高速オフセット、子育て支援における高い評価を獲得
大阪を拠点とする株式会社高速オフセットは、2023年6月5日、厚生労働省から「くるみん認定」を与えられ、子育てサポート企業としての取り組みが評価されました。これは、次世代育成支援対策法に基づくもので、育児休業の取得率や子育て手当の制度、労働時間の適正管理など、8つの基準を満たした企業に贈られます。
独自の支援制度
同社の特徴は、法規を超えたユニークな社内規定の導入にあります。特に以下のような制度は、社員の出産や育児に対して非常に手厚い支援をしています。
1.
産前産後休暇の延長: 女性社員に対しては、産前産後に取得できる休暇を法定の98日間から126日間に延長し、有給にしています。これにより、ストレスなく出産と育児に専念できる環境を整えています。
2.
配偶者の出産休暇: 男性社員向けに、妻の出産に伴う有給の「配偶者出産休暇」を5日間与えています。この制度があることで、男性もより積極的に育児に関与することが奨励されています。
3.
育児時間の男女平等: 労働基準法で定められた育児時間が、女性社員だけでなく男性社員にも適用されるようになり、育児に対する男性の意識も変化しています。
男性の育児休業取得率の向上
このような取り組みが功を奏し、男性の育児休業の取得率は年々向上してきました。2020年度は20%だった取得率が、2021年度には33%、2022・2023年度にはなんと50%に達しました。2024年度には100%の取得を目指しているとのこと。
また、2023年度および2024年度に対象となった男性7人のうち5人が実際に育児休暇を取得し、さらに6人が配偶者の出産に伴う休暇も取得しました。具体的には、ある44歳の男性社員が妻の第2子出産に合わせて約8ヶ月の育児休暇を取得しました。この経験を社内報でシェアし、育児休暇取得の意義や職場の理解を助けています。
職場環境の変化
社員からは、育児休暇中に長女の小学校入学を見守ることができたことや、夫婦で子どもたちの成長を共に楽しめたことに喜びの声が寄せられています。このような声は、職場における育児理解を深め、社員が育児に参加しやすい環境を作り出す要因となっています。
今後の展望
株式会社高速オフセットは、今回の「くるみん認定」を自社の誇りとし、さらなる支援体制の強化へ向けて様々な取り組みを継続していく予定です。具体的には、育児休業を取得しやすくするためのマニュアル作成や、業務を代行する社員へのサポートを考えているとのことです。
会社概要
- - 社名: 株式会社高速オフセット(毎日新聞グループホールディングス)
- - 代表者: 島田智
- - 本社所在地: 大阪市西区北堀江2-5-24 KOUSOKU堀江ビル
- - 従業員数: 354名(男性307名、女性47名)※2023年6月1日現在
- - 事業内容: 新聞印刷、商業印刷、WEB企画制作、ECサイトによる通販などを手掛けています。
詳細は
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