スタートアップ支援の新たな資源「shihon」
株式会社シクミヤがスタートアップ企業向けに開発した資本政策データベース、"shihon(シホン)"が、2023年5月12日より有償クローズドβ版の提供を開始します。スタートアップの経営者や投資家にとって特に重要な資本政策を支えるこのサービスは、様々な企業の具体的な資本取引に関する情報を集めた貴重なデータベースです。
資本政策の重要性
スタートアップ企業は、成長に必要な資金を調達するために、さまざまな資本政策を適切に設計する必要があります。株式やストックオプションを利用した資金調達において、その仕組みや設計に関する具体的かつ先例のあるデータを探し出すことは、起業家や関係者にとって容易ではありませんでした。これまでは、有価証券報告書を一社ずつ確認し、専門的な知識を持つ必要があり、その作業は大変手間がかかるものでした。
shihonの特長
「shihon」は、これらの問題を解消するために開発されました。スタートアップ企業がIPOに至るプロセスでの資本取引を、1本1本詳しく収録。具体的な株主情報や優先株式の設計など、詳細なデータを提供します。また、データには公認会計士や経営コンサルタントが付けた解説コメントもあり、資本政策を初めて考える人にも理解しやすい構成となっています。
さらに、ユーザー同士が意見を交わすことのできるコメント機能も搭載。これにより、資本政策に関する疑問や知見を共有し、ユーザー同士のネットワーキングと知識獲得を促進します。
β版の提供と今後の方向性
2023年の5月12日から正式版が提供開始される前に、β版として10社の実際の資本取引データが利用可能になります。初月の使用料金は月額3000円で、一定期間の招待エントリーを通じて提供されます。このβ版提供期間中にはさらに多くの企業データが集積され、ユーザーにとってより充実した情報へと進化することが期待されています。
将来的には、スタートアップ以外の企業や、それぞれの業界に合った資本政策のデータの提供も視野に入れています。さらに、定期的に情報提供イベントやセミナーを開催し、ユーザーの知識を深める機会も設けます。
代表取締役からのメッセージ
シクミヤの代表である山岡佑氏は、"shihon"の開発について、まずはスタートアップを成功に導くための多くの情報を提供したいという情熱があったと説明します。シクミヤは、2019年1月の設立以来、起業家の資本政策を支援するための情報提供に力を入れてきました。今後も、起業環境の向上に寄与すべく様々なイニシアティブを展開していく所存です。
詳しい情報や招待エントリー方法については、公式サイトの
shihonをご覧ください。