地方とメタバースの新たな可能性、バーチャルイベントの成功裏に開催

先日、山口県宇部市で地方とメタバースの融合をテーマにしたバーチャルイベントが開催されました。このイベントはメタバースプラットフォーム「cluster」を使用して行われ、200名以上の参加者が新しい体験を共有しました。初めてメタバースを体験した参加者たちからは、「想像以上の没入感があった」という声や「地方とメタバースの可能性を感じた」という感想が寄せられ、イベントの成功を物語っています。

オープニングセッションでは、宇部市長の篠﨑圭二氏がVRゴーグル「Meta Quest2」を着用し、バーチャル美少女ねむとの対談を実施しました。この対談は宇部市長として初の試みで、視聴者に新たな視点を提供しました。イベントはメタバースが地方に及ぼす影響についての重要な意義を持っており、今後の事業展開へとつながる期待がかかっています。

会場内には来場者向けにMeta Quest2を用意し、実際にVR体験を行えるコーナーも設けられました。この試みは多くの参加者に、新しいテクノロジーに触れる貴重な機会を提供しました。宇部市では2023年度にメタバース関連の事業を立ち上げる予定であり、地域の未来を見据えた新たな取り組みへの関心が高まります。

本イベントのアーカイブは、バーチャル美少女ねむ氏のYouTubeチャンネル「ねむちゃんねる」や宇部市の公式YouTubeチャンネルで公開されています。これにより、参加できなかった方々もメタバースでの体験を楽しむことができます。

イベントの企画を行ったのは株式会社ShareBrowseで、同社はデジタル空間で新たな体験価値を創造することを目指しています。代表取締役の西田吉克氏は、VRの世界に没頭し、孤独の解放を目指す革新者として知られています。

メタバースは今後の地域発展において大きな役割を果たすと期待されています。宇部市は、この新しい潮流を先取りする形で様々な施策を講じており、他の地方自治体にとっても良い参考になることでしょう。今後どのようにメタバース技術が地域経済に影響を及ぼしていくのか、その進展から目が離せません。