日本に広がる子ども支援の未来
近年、虐待や性暴力の問題が深刻化する中、必要とされる子どものための支援システムが求められています。特に、被害に遭った子どもに対しては、適切な支援が早急に必要です。しかし、日本には、このような子どもを救うためのワンストップセンター(CAC:Children’s Advocacy Center)はわずか2つ。その中の一つが、横浜市にある認定NPO法人「子ども支援センターつなっぐ」です。
「つなっぐ」の使命
「つなっぐ」は2019年に設立されて以来、虐待や性暴力の被害に遭った子どもたちが安心して相談できる場所を提供しています。子どもたちはここで、中立な立場からインタビューを受け、法律的な手続きや精神的なサポートを通じて、心の傷を癒すことができます。
被害を受けた子どもたちは、さまざまな機関に自分の体験を繰り返し話すことが求められ、このプロセスがさらなるストレスを引き起こすことがあります。それを解消するために、「つなっぐ」は聞き取り、診察、心のケアを一つの場所で行うことで、子どもたちが安心してサポートを受けられる環境を提供しています。
日本全国にCACを設立
「つなっぐ」は、アメリカでは960以上のCACが存在するにも関わらず、日本にはわずか2つしかない現状に危機感を覚えました。この状況を変えるため、今後の目標は、全国にCACを設立することです。「April Dream」というプロジェクトに賛同し、この夢の実現に向けて努力を続けています。
多様な機関や職種との連携を図りながら、子どもたちにとってより良い支援制度を構築するために、さまざまな活動を展開しています。新たな司法面接ガイドラインの策定や専門家の育成に力を入れ、未来を担う子どもたちが安全に成長できる社会の実現を目指しています。
April Dreamへの参加
「April Dream」は、企業や団体が自身の夢を発信する取り組みです。「つなっぐ」もこのプロジェクトに参加し、子どもたちが安心して相談できる環境を他の地域にも広めること、CACが全国に広がることを夢見ています。この夢が実現することで、全ての子どもたちが安全に成長できる未来が築けると信じています。
未来を見据え、私たちは全力でこの夢の実現を目指します。私たちの活動に興味を持たれた方は、ぜひ【子ども支援センターつなっぐ】の公式ホームページ(https://tsunagg.org/)をご確認ください。
お問い合わせ先
認定NPO法人子ども支援センターつなっぐ事務局
TEL:045-232-4121/ E-mail:
[email protected]