フリーステッチが目指す、犬との共生
株式会社フリーステッチ(東京都渋谷区)は、2019年9月に始まった「Dog Friendly Office Project」を通じて、ペットとの共生を目的に、新たな取り組みを展開しています。このプロジェクトは、「より豊かな職場を愛犬と!」をテーマに、ペットとともに働くことができる職場環境の整備を目指しています。
プロジェクトの背景と目的
ペットを持つスタッフの意見をもとに、ペットとの暮らしを支援するサービスや商品開発を進め、「こんな会社があったら素敵」という理想的なオフィス環境を実現することが目的です。これにより、従業員の仕事の質やペットの生活の質(QOL)の向上も図ることが期待されています。
子犬の社会化を進める新たな取り組み
このプロジェクトにおいて、特に注目すべきは、ワクチンプログラムが済んでいない子犬をオフィスに連れて行く際の新たな条件設定です。一人暮らしのスタッフが子犬を迎え入れることになり、プロジェクトチームは新しいルールの検討に着手しました。ワクチンプログラムの未完了な犬をオフィスに連れ込む条件について、感染症予防を考慮した「狂犬病およびウイルス性疾患のワクチン接種」をルールとして定めています。
問題は、子犬の社会化の重要性であり、環境に慣れさせるためには適切なタイミングで刺激を与える必要があります。そのため、獣医師の意見を参考に健康診断書を作成し、子犬がオフィスに適応できる環境を整えます。
健康診断書の導入
その結果、当初はパピー向けの健康診断書から始まる予定でしたが、hiff cafe tamagawaの小林真也院長から「すべての犬に対して健康状態を確認することが重要」との意見を受け、全ライフステージのワンちゃんに対応できる健康診断書を作成することになりました。これにより、オフィスへのペットの持ち込みにおいて、より高い安全性が確保されることを目指します。
高齢犬へのサポートの考案
今後は、高齢犬、介護や投薬が必要なペットへの支援に関しても検討していく予定です。これにより、ペットとの共生をより一層充実させる環境を整えることを計画しています。また、定期的に情報発信も行い、広く議論を深めていきたいと考えています。
「Dog Friendly Office」の普及を図る取り組み
さらには、他社が「Dog Friendly Office」を導入したい場合のサポートも行っています。必要なルールや環境設定を提案し、誰でも安心してペットを同伴できるオフィス環境を作り上げるためのアドバイスをしています。
このように、フリーステッチはペットとの共生を進めるため、様々な取り組みを行っており、今後もさらなる発展を目指していきます。興味のある方は、ぜひ公式サイトをご覧ください。