『ウーマン・オブ・ザ・イヤー2026』大賞受賞者の活躍と未来へのメッセージ

『ウーマン・オブ・ザ・イヤー2026』～女性リーダーの新たな挑戦～

2023年11月29日、東京・港区にある東京ミッドタウンで「WOMAN EXPO 2025 Winter」が開催され、「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2026」の受賞式が行われました。本イベントは、日経グループが主催し、働く女性を応援するためのセミナーや展示が行われています。

資材リユースから生まれる新たな価値

大賞を受賞したのは、永山祐子建築設計の取締役である永山祐子さん。彼女は、ドバイ万博で使われた資材を大阪・関西万博でリユースするという画期的な取り組みを行い、循環型建築を実現しました。これは、持続可能性を重視する現代において、非常に重要な一歩とされています。

永山さんは、2児の母としてもあり、出産を機に働き方を改革し、事務所の拡大に成功しました。授賞式では、「やりたいことはすぐに口に出して伝えることが大切」とその成功の秘訣を明かし、参加者へ勇気づけるメッセージを送りました。

多様性と金融業界の未来

この日のプログラムでは、金融業界の女性経営者たちが集まり、現在の業界が直面している課題について討論しました。初の女性頭取に就任した河合祐子さんと、大和証券グループ初の女性取締役田代桂子さんが前に、彼女たちがこれまでどのようにキャリアを築いてきたのか、また多様性の重要性について語り合いました。「本当に必要なのは『女性初』ではなく、多様性」といった言葉は、今後の社会における女性の活躍を示唆するものでした。

ソーシャルメディアの力を借りて

また、トークセッションでは、モデルでインフルエンサーの益若つばささんが参加し、女性の生理と向き合う方法について意見を交換しました。彼女は自身の経験をもとに、ホルモン治療や生理痛のケアについての重要性を語り、参加者とのQ&Aを通じて誤解を解くことの大切さを訴えました。

これからのビジョン

受賞者たちのスピーチでは、それぞれの分野で女性がどのように活躍し、社会に貢献しているのかが強調されました。小川久美子さんは、映画『国宝』の衣装デザイナーとして活動する中で、若い世代に伝えたいメッセージを語り、女性リーダーやクリエイターとしての役割を自覚しています。彼女の言葉には、次世代への期待が込められていました。