大阪・関西万博を目指すスタートアップ企業支援
2024年7月23日、大阪産業局が主催する「第2回HeCNOS AWARD」の授賞式が行われ、ヘルスケアとカーボンニュートラル分野のスタートアップ企業15社が選ばれました。このプログラムは、2025年に開催予定の大阪・関西万博を契機に、それぞれの分野での革新的な製品やサービスの開発を目指す企業を支援するために設けられています。
HeCNOS AWARDの概要
このアワードは、大阪産業局が実施するもので、ヘルスケア分野では「健康」「介護」「医療」「予防」がテーマとされ、カーボンニュートラル分野では「エネルギー」「輸送・製造」「家庭・オフィス」などが対象です。
2024年3月からは参加企業を募集し、数多くの応募の中から選ばれたのは、ヘルスケア分野が15社、カーボンニュートラル分野も15社の合計30社です。これらの企業は、6月に行われた最終選考を経て、それぞれのアワード受賞企業が決定しました。
万博での出展支援
受賞企業は、2025年の大阪・関西万博内にある大阪ヘルスケアパビリオンへの出展候補として選ばれます。このパビリオンは、万博の「展示・出展ゾーン」での支援事業を通じて、スタートアップ企業に対し効果的な展示方法のアドバイスや、社会実装に向けたビジネス支援を提供します。
実際の出展企業は、2024年9月頃に中小・スタートアップ出展企画推進委員会によって決定されます。昨年の受賞企業では、具体的な支援策として資金調達やプロモーション活動の実績が出ており、今回のアワードも同様の成功を期待されています。
受賞企業一覧
選ばれた企業の中には、ヘルスケア分野の株式会社EVAセラピューティクスや、日本美容創生株式会社など、さまざまなスタートアップが含まれています。カーボンニュートラルでは、株式会社エイトノットや合同会社ELEMUSなどが名を連ねました。
各受賞企業には、合計1,000万円の出展補助金が協賛企業から贈られ、特に最優秀賞の企業には100万円が提供されることが決定しています。
今後の展望
さらに、アワード受賞企業は次のようなサポートを受けることになります。
- - 効果的な展示に向けたアドバイス
- - 他の支援プログラムを活用した事業成長
- - 万博出展後の社会実装に向けたビジネス支援
このように、「第2回HeCNOS AWARD」は、日本のスタートアップシーンにおいて、特にヘルスケアと環境問題に対応した企業を後押しする意義深い取り組みとなっています。今後の企業の成長と万博での活躍に期待が寄せられています。