岡山大学工学部、入学前スクーリングで未来のエンジニアをサポート
2025年1月29日、岡山大学工学部は入学前のスクーリングを行い、174名の新入生が参加しました。この取り組みは新しい大学生活をスムーズにスタートさせるために、入学予定者に必要な知識や技能を確認し、動機づけを行うことを目的としています。これにより、出発前の不安を軽減し、期待を膨らませることが目指されています。
このスクーリングは、岡山大学工学部が2022年度から実施し始め、今回で3回目となります。イベントは前半と後半の2部構成で行われました。まず前半では、工学部長の難波徳郎氏が参加者を歓迎し、副学部長の豊田啓孝氏が入学前教育の意義を説明しました。参加者たちは真剣に耳を傾け、大学でどのような学びと生活が待っているのかを理解する機会となりました。
さらに、今年から新たに導入されたオンライン英語教材の内容も紹介され、入学予定者はスマートフォンを使ってe-learningシステムの操作方法を習得しました。これにより、自分のペースで入学前の学びを進める準備も整い、期待感が一層高まりました。
後半では、工学部の四つの系(機械システム系、環境・社会基盤系、情報・電気・数理データサイエンス系、化学・生命系)に分かれて、各系独自のプログラムを体験しました。専門分野の理解を深めることに加え、同じ系の入学予定者同士の交流も促され、多くの参加者が新しい仲間との出会いを楽しみました。
アンケート結果からは、「大学生活についての知識が得られた」「不安が解消された」「モチベーションが向上した」といったポジティブな意見が多数寄せられました。入学前にこうした機会を持つことで、精神的な準備が整い、安心感を持って大学生活に臨めることが明らかになりました。
岡山大学工学部は、今後もこのスクーリングの内容を改善し、より充実した入学前教育を提供する意向です。大学は地域の研究大学としての役割を果たし、学生にとって魅力的な学びの場を提供し続けることでしょう。
今後の入学予定者は、岡山大学の特色ある教育と研究に期待を寄せていることでしょう。岡山大学工学部が提供する入学前教育は、未来のエンジニアを育成する重要なステップとなっています。地域中核の研究大学として、岡山大学はさらなるイノベーションと共創を目指して取り組んでいきます。