ポーラが山口市と連携協定を締結
最近、株式会社ポーラが山口県山口市と包括連携協定を結び、双方のリソースを活用した地域活性化が進められることとなりました。山口市の伊藤和貴市長とポーラの代表取締役社長小林琢磨氏が共同で協定書に署名し、今後の取り組みが期待されています。
連携の背景
ポーラは美容と健康をテーマにしている企業ですが、最近ではそれに留まらず、地域社会全体のケアに目を向けています。「We Care More. 世界を変える、心づかいを。」という行動指針のもと、美容や健康に関連するサービスを通じて人々の生活を向上させることを目指しています。さらに、2029年には創業100周年を迎えるにあたり、「サスティナビリティ方針」も設け、持続可能な社会の実現を目指しています。
協定の主要事項
この協定は、以下の6つのテーマに基づいて連携を深めていくことになります:
1.
健康づくり - 地域住民の健康を促進する活動。
2.
災害時の支援 - 緊急事態に備えた協力体制。
3.
子育て支援 - 子育てを支援するためのプログラム。
4.
就職支援 - 地元の雇用促進への取り組み。
5.
女性活躍支援 - 女性の社会進出を後押しする活動。
6.
地域社会の活性化 - 更なる地域発展に向けた協力。
これらの取り組みは、ポーラのビューティーディレクター約38人が活躍する8店舗を拠点に行われていく予定です。店舗のスタッフは、カウンセリングやエステを通じて、地域の皆さんの美と健康をサポートします。
シーンと意義
締結式では、山口市長の伊藤氏、ポーラの執行役員安野氏、新山口店オーナーの藤本氏が登壇し、地域と企業が連携することの重要性を語りました。「この協定を通じて、山口市民の皆さんが自身の可能性を広げ、地域で活躍できる基盤を作っていきたい」との意気込みが表れています。
地域社会の核となる活動を進めることで、市民が自ら参加し、力を発揮できる社会が目指されています。ポーラの卒業生や現役のビューティーディレクターたちが地域のモデルケースとして成長し、その成果を市内外に広げられることにも期待が寄せられています。
今後の展望
ポーラが掲げる「サスティナビリティ方針」に基づく、この協定はただ単に企業と自治体による連携を超えた、持続可能な社会へ向けた大きな一歩といえるでしょう。地域の多様な資源を生かし、市民一人ひとりが地域づくりに参加する姿勢を育てることが求められています。今後、この取り組みがどのように発展していくのか注目です。
ポーラと山口市の包括連携は、地域と企業が共に成長するモデルケースとして多くの人々に示されることになるでしょう。