伊勢市が取り組む新たな雇用モデル
伊勢市が新しい雇用の形態を模索する中で、短時間雇用モデルの実証事業を開始します。「働きたいが働けない」という課題に対して、市内の企業と協力し、個々の状況に応じた雇用形態を模索することを目指しています。このプロジェクトはアーバン・イノベーション・ジャパン(UIJ)のサポートを受け、市とスタートアップ企業等の協働によって進められます。
実証事業の概要
このプロジェクトの名称は「Ise Startup Challenge(伊勢スタートアップチャレンジ)」で、採択された企業一社とともに進めていく予定です。2026年の2月末までが実証期間となり、その間に成果をまとめていく計画です。
伊勢市では、さまざまな理由で「働きづらさ」を抱える人々に対し、週10時間未満から働き始めることができる環境を整備したいと考えています。特に障がいやひきこもり状態にある人々に対し、柔軟な働き方を提案することが重要です。さらに、伊勢市では令和6年度に「ワークステーションいせ」を開設し、市役所における短時間雇用を導入しましたが、地域企業での導入はまだ進んでいないという課題があります。
課題解決へのアプローチ
この実証事業では、スポットワークのマッチングサービスを運営する協働企業のノウハウを活用し、伊勢市内の企業に対する理解を促進する活動を実施します。また、業務の切り出し支援も行い、実際に就労支援を受けている方々とのマッチングを図ることで、短時間雇用の導入を試みます。
地域のオープンイノベーション
伊勢市は、市内企業や団体が持つ新しい技術やアイデアを取り入れて成長するためのオープンイノベーションを促進しています。また、スタートアップ企業とのコラボレーションを通じて、市内での新たな企業創出や既存企業の誘致を目指しています。これにより、地域の雇用環境をより豊かにしていく狙いがあります。
アーバン・イノベーション・ジャパン(UIJ)とは
UIJは、神戸市からスタートし、日本全国の自治体の課題とスタートアップ企業をつなぐオープンイノベーション・プラットフォームです。自治体のデジタル変革(DX)を支援することで、真に地域課題を解決できる事業者との出会いを加速する取り組みを行っています。その姿勢が評価され、2021年にはグッドデザイン賞を受賞しています。
未来への期待
この取り組みにより、伊勢市が抱える働きづらさの解消に向けて具体的な道筋が見え始めることが期待されます。多様な働き方ができる環境が整うことで、より多くの人々が働くことができる社会へと進化していくことでしょう。今後の進捗に注目です。
伊勢市、そしてアーバン・イノベーション・ジャパンの今後の活動に期待が高まります。