弥生株式会社が導入した新サービス「請求書カード払い」
2023年、弥生株式会社は中小事業者向けの新しいBtoB決済サービス「請求書カード払い」を正式に発表しました。このサービスは、取引先から受け取った請求書をクレジットカードやデビットカード、プリペイドカードで支払うことができるという画期的なものです。この新たな取り組みにより、中小企業の支払い業務の効率化とキャッシュフローの改善が促進されることが期待されています。
サービスの特徴
「請求書カード払い」を利用することで、企業は請求書に対する支払いを最大60日後に遅らせることができます。これにより企業は、実際の現金流出を抑えつつ、必要な支払いを行うことが可能になります。また、取引先には支払いが行われたことが通知されないため、事業運営においての透明性を保つことができます。
公式リリースに伴い、2025年1月7日までの間、サービス利用手数料を業界最低水準の2.7%で提供しています。通常は3.5%となり、請求1件あたりの最低手数料は390円となります。これは中小企業にとって大変魅力的な条件と言えるでしょう。
導入の背景
弥生株式会社は、創業以来「スモールビジネスに寄り添う」姿勢を大切にしてきました。中小企業が抱える様々な課題を解決するためのサービスを提供し続けてきた結果、同社のソフトウエアは全国で310万以上のユーザーに利用されています。今回の「請求書カード払い」も、同社の理念を反映した新たなソリューションの一つと言えるでしょう。
利用方法
このサービスを利用するには、法人または個人事業主としての登録が必要です。利用者は、支払いを希望する請求書をサービスの画面にアップロードし、振込日や振込先の口座情報を登録するだけで、最短即日での支払いが可能です。必要な審査も不要なため、多くの企業にとって非常に利用しやすいサービスとなっています。
当面のキャンペーンの内容
2024年9月17日から先行リリースが行われ、その成果を受けて正式リリースに至っています。弥生は、今後も中小企業の経営支援に取り組み、業務の効率化を図るための新サービスを展開していく予定です。今回のサービス導入により、多くの企業が資金繰りの安定を図ることができることが期待されています。
弥生について
弥生株式会社は、業務ソフトウエアの開発と販売、関連サービスの提供を行っている企業で、東京都千代田区に本社を構えています。創業は1978年と歴史が長く、働く人たちのニーズに応える数々の製品を提供しています。代表的な製品「弥生シリーズ」は、特にスモールビジネスに強力なサポートを提供しています。今後どのような新しいサービスが展開されるのか、期待が高まります。