新たなサウナトレンド「ウィスキング」が到来！資格取得の流れを解説

流行中のサウナ！新たなトレンド「ウィスキング」

近年、日本国内でサウナブームが続いており、リラックスや健康増進を目的とした利用者が急増しています。そんな中、注目を集める新たなトレンドが「ウィスキング」です。この名は、サウナ室内で特定の植物を用いて心身のリフレッシュを図る入浴法に由来します。特に、白樺の若枝を束ねた「ウィスク」を使用して、身体を軽く叩くことで血行を促進し、気分を高めることを目的としています。

ウィスキングとは何か？

日本サウナ・スパ協会によると、ウィスキングとは「施術者によって、植物や天然素材の力を活用し、サウナ室で心身を整える入浴方法」と定義されています。元々この手法はフィンランドやバルト三国に起源を持ち、日本ではその概念を取り入れながら独自のスタイルを構築する取り組みがなされています。特に、エストニアやラトビア、リトアニアなどのバルト三国においては、スクラブやハーブティーの効果も取り入れられ、よりリラクゼーションに特化した方法が模索されています。

新しい資格が登場！

このウィスキングを広めるために、日本サウナ・スパ協会は2つの新資格を設けました。まずは「ウィスキング for ビギナーズ」が2023年春からスタートします。この資格は、サウナ好きや温浴施設の従業員がウィスキングの基本を学ぶことを目的としています。そしてもう一つ、「ウィスキング for プロフェッショナルズ」があり、こちらは「ビギナーズ」資格取得者向けの上位資格です。施術者としての高度なスキルを習得するためのプログラムが用意されています。

公式テキストの紹介

両資格に対応した公式テキストが、全国の書店で販売されています。「ビギナーズ」向けのテキストは、マンガやイラストを駆使してウィスキングの基礎を分かりやすく解説するタナカカツキ氏の著作『はじめてのウィスキング』で、定価は1,650円（税込）です。また、「プロフェッショナルズ」向けのテキストは、ラトビアの有資格者による『ラトビア国家資格者が教えるウィスキングの基礎と実践』で、こちらは1,980円（税込）で販売されます。

ウィスキング試験の概要

「ウィスキング for ビギナーズ」の資格試験は、公式テキストを元にWeb上で受験するスタイルを予定しています。学習を自分のペースで進められるため、忙しい人でも取り組みやすい内容です。必要な知識を学び、25問の出題に答えることで合格のチャンスが得られ、合格者にはディプロマが進呈されます。受験料は3,700円（税込）で、2023年春からのスタートを予定しているため、興味のある方は公式特設サイトにアクセスして情報をチェックすると良いでしょう。

このように、新たなサウナの楽しみ方として「ウィスキング」が位置づけられています。心身の健康を目指す方々が、自ら学び、実践することで、より充実したサウナライフが実現できることでしょう。