文化的多様性の取り組み
2025-10-21 15:34:16

日本企業の文化的多様性向上を目指す「Cultural Diversity Index」第2回認証が始動

日本企業が目指す文化的多様性の向上



近年、日本企業は国際的な競争の最前線に立たされています。人口減少と労働力の縮小が進む中、優秀な外国人材を戦略的に誘致し、国際的な人材獲得競争に対応する必要が高まっています。これを背景に、一般社団法人Cultural Diversity 推進協会は、「Cultural Diversity Index(CDI)」という評価制度を通じて企業の職場環境を高めることに貢献しています。今回はその第2回となる認証制度が発表され、22社が参加しています。

文化的多様性を重視した企業の取り組み



CDI認証は、職場における文化的多様性を評価するための指標です。難民や避難民も含む多様な背景を持つ人々が安心して働ける環境を整備しているかが審査されます。この制度では、39の項目にわたって企業の取り組みが評価され、スコアに基づいて5つのランクに認証されます。

2025年度のCDI認証については、昨年から約47%増となる22社がエントリーし、これから厳正な審査を経て、好事例が認定されることになります。今回の授与式は10月23日に都内で予定されています。

各社の取り組み



エントリーした企業の中から、特に優れた取り組みが「Good Practice」として認定されます。例えば、株式会社グローバルトラストネットワークス(GTN)では、マイクロアグレッション研修を実施し、多国籍な職場環境におけるコミュニケーションの向上を目指しています。
また、株式会社日本エイジェントでは、英語を母国語とするスタッフが日本語力を強化するための取り組みを行っており、国際的なビジネスシーンでも通用する人材を育成しています。

その他にも、株式会社An-Nahalが日本語学習コンテンツを従業員に提供しており、デロイト トーマツ グループはイベント登壇者の多様性を確保するための方針を設けています。これらの取り組みは、他社にも参考となるものであり、文化的多様性の実現に向けた一歩を踏み出しています。

まとめ



日本社会が抱える課題に応じて、企業は今後も多様性を意識した取り組みを強化していくことが求められます。Cultural Diversity Indexによる評価制度は、ただの認証に留まらず、文化的多様性を実現するための道筋を示す重要な指標となっています。今後もこのような取り組みが進むことを期待しています。


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会社情報

会社名
一般社団法人Cultural Diversity 推進協会
住所
東京都渋谷区神南1丁目11-4FPGリンクス神南5階
電話番号
090-7919-2782

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