AkamaiのAWS強化
2024-11-21 11:26:08

AkamaiがAWS向けにセグメンテーションを拡張しZTNAを強化

AkamaiがAmazon Web Services向けのセキュリティソリューションを強化



Akamai Technologies, Inc.(NASDAQ: AKAM)は、最新のクラウドネイティブなセキュリティソリューションの展開を発表しました。これにより、Amazon Web Services(AWS)向けのマイクロセグメンテーション機能が拡充され、ゼロトラスト・ネットワーク・アクセス(ZTNA)が強化されました。これにより、組織はクラウド環境におけるアプリケーションパフォーマンスを最適化でき、拡張されたセキュリティ機能が適用されます。

マイクロセグメンテーションの重要性



AkamaiのGuardicore Segmentationは、マルチクラウドおよびオンプレミス環境での効果的なセグメンテーションを提供します。これにより、企業はデータ漏洩やサイバー攻撃のリスクを軽減し、ビジネスにおける敏捷性を確保できます。特に、クラウド移行が進む中で、可視性の欠如や異なるセキュリティポリシーの設定が課題となっていますが、Akamaiの新しいソリューションにより、これらの問題に対処することができます。

AkamaiのEnterprise Security担当シニアバイスプレジデント、Ofer Wolf氏は「我々はクラウド環境を守るために必要な可視性を提供し、同時にユーザー体験を向上させることを目指しています」と述べます。この取り組みは、組織のビジネス成長をサポートするためには不可欠です。

AWSにおける新機能



新たにAWSに対応したAkamai Guardicore Segmentationは、エージェントレスでの適用を可能にしました。これにより、管理者はネットワークのフローをリアルタイムで可視化し、アプリケーション間の依存関係を把握できるようになっています。加えて、セキュリティポリシーの意図を定義することで、エージェントベースとエージェントレスの適用ポイントが自動的に決定されるというハイブリッドなアプローチが採用されています。

また、侵害発生時の検知時間とインシデント対応時間の短縮も期待されています。データはクラウド環境内で扱われ、スケーラブルで安全なソリューションが確保されています。これにより、企業は迅速かつ効率的にリソースを活用できるようになるのです。

Enterprise Application Accessの進化



Akamaiはまた、Enterprise Application Accessの機能を強化しました。このソリューションは、従業員がオフィスやリモートでも安全にアプリケーションやサービスにアクセスできるように設計されています。特に、グローバルな組織に最適で、エッジデリバリーと分散型のクラウド機能を活用して、従業員の利便性を高めています。

Wolf氏は「ユーザーが求めるのは迅速で効率的なアプリケーションへのアクセスであり、これを実現するために我々は最善を尽くしています」と語ります。

さらに、2024年7月に発表されたGartnerのHype Cycleによると、クラウドベースのZTNA製品は安全なリモートアクセスのスケーラビリティを向上させ、導入が容易になることが指摘されています。つまり、近接性を最大化し、ユーザーに快適な操作体験を提供することができるのです。

新しい機能として、エッジトランスポートがパフォーマンスの最適化に寄与し、アプリケーションの速度向上が期待されます。ローカルPoPを用いたトラフィックのルーティングにより、ユーザーはより快適にアプリケーションを利用できるようになります。これにより、ファイルのダウンロード速度が最大で3倍にもなる事例も報告されています。

まとめ



Akamaiの成果は、企業にとって重要なセキュリティ対策を提供するだけでなく、アプリケーションの強化にもつながります。新たに拡張された機能は、クラウド環境での業務効率を大きく向上させることでしょう。デジタル時代において、サイバーセキュリティとアプリケーションパフォーマンスの両立を図るため、Akamaiのソリューションは欠かせません。

Akamaiについて


Akamaiはサイバーセキュリティおよびクラウドコンピューティングのリーダーであり、多層防御によるデータとアプリケーションの保護を提供しています。詳細は公式ウェブサイトを参照してください。


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会社情報

会社名
アカマイ・テクノロジーズ合同会社
住所
東京都中央区八重洲2-2-1 東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー
電話番号
03-6897-9450

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