西ドイツのリブランディング
2024-09-18 15:26:40

西ドイツのリブランディングを体感する展覧会が京都で開催

西ドイツのリブランディング展が京都で開催



2024年10月24日から2025年1月13日まで、京都dddギャラリーにて「アイデンティティシステム1945年以降 西ドイツのリブランディング」展が開催されます。本展では、20世紀初頭から第二次世界大戦後の西ドイツにおけるデザインの革新と進化をたどります。特に、ペーター・ベーレンス等のデザイナーたちが残した影響や、バウハウスのデザイン手法がどのように発展したのかに焦点を当てます。

デザインの起源と発展



20世紀初頭、コーポレートデザインの父と呼ばれるドイツのデザイナーたちは、全く新しいデザイン手法を創り上げました。これにより、後のバウハウスが生まれ、その教育プログラムにもシステマティックなデザインが盛り込まれることとなります。この流れは、第二次世界大戦を経て再構築され、特に1960年代にはウルム造形大学を中心に新たな解釈が登場しました。彼らは、ルフトハンザ航空や1972年ミュンヘンオリンピックのアイデンティティを形成し、ビジュアルデザインの新境地を切り開きました。

展示内容と貴重な資料



本展では、コンセプトスケッチや印刷サンプルなど、多様な一次資料が展示され、手作業による高品質なデザインが数多く紹介されます。特に印象的なのは、経済復興と民主主義復帰を果たした西ドイツの国際的なイメージとしての視覚文化の変化です。これにより西ドイツは、新しいデザイン手法を通じて国の顔を再構築し、世界に向けて新たな発信を行うこととなりました。

開催概要



  • - 会期: 2024年10月24日(木)~2025年1月13日(月・祝)
  • - 開館時間: 火~金 11:00-19:00、土日祝 11:00-18:00
  • - 会場: 京都dddギャラリー
アクセスマップ
京都府京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620 COCON烏丸3F
  • - 休館日: 月曜日(祝日の翌日、年末年始休館あり)、入館料は無料
主催は公益財団法人DNP文化振興財団、後援には大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館やゲーテ・インスティチュート・ヴィラ鴨川が名を連ねています。

オープニング・レセプション



2024年10月24日(木)17:30から19:00まで、全ての人が入場自由のオープニング・レセプションも行われ、デザインの新しい潮流を直接体感するチャンスです。

同時開催と関連イベント



さらに、西宮市大谷記念美術館でも「戦後西ドイツのグラフィックデザイン展」が同時開催され、講演会も行われる予定です。参加はすべて無料となるため、ぜひ足を運んでみてください。


本展は、西ドイツのデザイン史にインスパイアされた内容となっており、過去の豊かな文化遺産を知る絶好の機会と言えるでしょう。デザインの変遷とその背後にある社会的背景に触れ、新たな視点から理解を深めることが期待されています。


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会社情報

会社名
大日本印刷株式会社
住所
東京都新宿区市谷加賀町1‐1‐1
電話番号

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