Robot Consulting、スピリットアドバイザーズの支援でNASDAQ上場を果たす

米国市場に挑む日本企業、Robot Consultingの快挙

2025年7月17日（米国時間）、株式会社Robot Consulting（東京都千代田区）が見事にNASDAQ市場に上場を果たしました。ティッカーコードは「LAWR」。この成功を支えたのが、ニューヨークに本社を構えるスピリットアドバイザーズです。今回の上場はリーガルテック企業として日本からの挑戦を物語る重要なマイルストーンとなりました。

Robot Consultingは、AIとブロックチェーン技術を駆使して、「ロボット弁護士」という新たなビジネスモデルを確立したスタートアップです。このモデルはAIアバター技術や生成AIを活用しており、法律アドバイスのアクセスを従来よりも遥かに容易にすることを目指しています。特に、法的支援の無償化といった大胆なビジョンを掲げ、既存の法制度を越える取り組みを行っています。

スピリットアドバイザーズの支援内容

スピリットアドバイザーズは、Robot ConsultingのIPOプロセスにおいて全方位的な支援を行いました。具体的には、初期の資本政策の策定からSECへの申請支援、主幹事証券や米系法律事務所との連携、さらにはロードショーや投資家対応、IR・PR戦略の立案など、多岐にわたるサービスを提供しました。これにより、Robot Consultingは無事に375万株を1株4.00ドルで発行し、約1,500万ドルの資金調達に成功したのです。

スピリットアドバイザーズのCEOであるロバート・ユー氏は、「Robot ConsultingのNASDAQ上場は、AI技術が持つ力を示すものであり、国際的な法制度の壁を越えるための第一歩です」とコメントしています。この言葉は、Robot Consultingが新たな世界を切り開く可能性を秘めていることを示しています。

これからの展望

Robot Consultingは、今後も様々な挑戦を続けながら、AI技術を用いた法務分野のイノベーションを推進していく予定です。また、ビットコイン準備金やWeb3戦略を採用する企業も増えており、これによりRobot Consultingは米国マイクロキャップ市場においても高い評価を受けることが期待されています。さらに、AIを用いた法律サービスの台頭は、今後の法務業界においても大きな変革を引き起こすと予測されます。