ZOZOと学生が挑戦する次世代のアップサイクルビジネスプロジェクト
東京ビジネス・アカデミーが、ファッションEC大手のZOZOと手を組み、新たなアップサイクルビジネスの提案プロジェクトを始めました。これにより、販売基準に満たない古着の有効活用に取り組み、ファッション業界の環境問題解決に向けた創造的なアイデアを募ることを目的としています。
プロジェクトの背景
ZOZOの展開する「ZOZOUSED」において、購入者から下取りされた古着の中には再販売が難しいアイテムも存在します。これらの古着を、学生たちが新たなビジネスプランとして活用することが求められています。プロジェクトは、学生の創造力を活かし、無駄にしたくないという思いから始まりました。古着の新しい価値を見出すため、学生たちは既存の活用事例を参考にしつつ、ゼロから新たなアイデアを模索しています。
初回授業の内容
初回の授業にはZOZO関係者を招き、企業概要やZOZOUSEDのサービスについての説明が行われました。その後、学生たちはチームに分かれてアイデア出しやディスカッションを行い、活発な意見交換が行われました。このプロセスを通じて、学生たちはコミュニケーション力や提案力、社会的な視野を実践的に身につけることが期待されています。
中間発表の実施
初めてのプレゼンテーションである中間発表では、8つのチームが企画の成果を発表しました。学生たちは市場調査や予算計画を行い、実現可能性のあるビジネスモデルの提案に挑みました。各グループによる多様なアイデアとしては、ワークショップの企画や地域創生イベント、教育機関との連携による「リユース学習」がありました。
ZOZO担当者からは、「新しい視点や柔軟な発想が見られ、実現可能な案が多かった」との評価を受け、学生たちも自信を深める機会となりました。質疑応答では厳しい指摘や具体的なアドバイスがあり、学生の成長を促しました。
今後の展望
中間発表を通じて得たフィードバックを基に、それぞれのチームは提案内容をさらに見直し、9月中旬の最終発表に向けてブラッシュアップを図ります。学生たちの実践的な力を育成するこのプロジェクトは、企業にとっても新たなアイデアを得る貴重な機会です。今後もこのような産学連携を通じて、社会課題解決に貢献する新たな価値を生み出していくことが期待されています。
学校法人21世紀アカデメイアについて
東京ビジネス・アカデミーは、東京都渋谷区に位置するビジネス総合学校で、多様な学科構成を持っています。企業や地域と連携した実学・実践を重視し、学生のクリエイティビティを引き出す教育を提供しています。国際的な視野を持ったリーダーを育成することを目的に、産学連携の取り組みを強化しています。
まとめ
このプロジェクトを通じて、学生たちは古着を新たな価値ある商品へと変える挑戦を行っています。彼らのアイデアが実現し、サステナブルな社会の実現に一歩近づくことが期待されます。